千葉真一の自伝が出版、大山倍達との組手、ブルース・リーのエピソードも
今年8月に肺炎のため亡くなった俳優の千葉真一(82歳没)の自叙伝『侍役者道〜我が息子たちへ〜』が昨日12月22日に双葉社より発売となった。
これは昨年春より週刊大衆における連載とその後の単行本化を前提に取材されたもの。同社は今年の6月末に最後の取材を終えると、その2ヶ月後に千葉氏は惜しくも他界した。
この本は連載から大きく加筆。東京五輪を目指した体操選手からの挫折、役者をスタートさせたことから、大きな影響を受けた俳優・高倉健や深作欣二監督とのエピソード。そしてアクションスターとしての活躍、最後には俳優として活躍する二人の息子、新田真剣佑(25)と眞栄田郷敦(21)へ役者人生のバトンを渡すメッセージで締めくくっている。
【動画】千葉の”空手アクション”に大山倍達も登場、ヒグマと対決シーンも!
格闘技分野で興味深いのはやはり極真会館の創始者・大山倍達館長との出会いだろう。千葉は極真空手四段修得に至っている。
この本によると、千葉は21歳の頃(昭和35年=1960年)に極真会館の前身である大山道場に入門。当時は門弟50人ほどで、千葉はこの道場に入る前には松濤館流空手をやっていたという。
毎週のように大山道場に通う千葉。そのうち黒帯となり、当時の大山のエピソードや、大山と組手をした思い出などもつづられている。その経験がのちに『空手バカ一代』(実写版)や多くの空手映画に主演し、世界的なヒット作品も出生まれた。また、ブルース・リーが千葉が出演していた人気テレビドラマ『キイハンター』(1968〜73年)を見て、映画出演オファーを受けていたことも明かされている。
多くの秘蔵写真の中には大山館長との練習風景をはじめ、ジャッキー・チェン、ステーブン・セガールなど世界のアクションスターとの貴重なショットが公開。さらに空手映画のみならず、柳生十兵衛、影の軍団、戦国自衛隊からキル・ビルまで多くの名作のエピソードや構想中の映画についても触れられており、千葉ファンにはたまらない一冊となっている。
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