【ボクシング】頭から危険なバスター!落とされた木村翔「許し難い」帰国し経緯を説明
12月19日、元WBOフライ級世界王者の木村翔選手が、中国・武漢の格闘技イベントに招かれエキシビションで参戦、2Rに抱きかかえられ、頭から落とされる危険な事件があった。ダメージを抱えながらも立ち上がった木村だが、反則を繰り返す相手に木村は戦う意思を示さず、相手のKO勝ちになってしまった。
この一戦に木村は帰国、本日、書面にてジムを通じ今回の出来事についてボクシング関係者に心配と迷惑をかけたことに謝罪した上で以下に経緯を説明した。
「2017年に当時チャンピオンだったゾウシミン選手よりWBOフライ級ベルトを取って以来、中国での多くの試合をプロモートしていただいた中国のプロモーターであるリウガン氏により、ボクシングの試合を 12 月から春先を目処にマッチメークしていただく予定であり、それまでの間、中国でボクシングトレーニングのみに専念環境下に自らを置く目的で中国にいきました。そこで中国マーケットを再開拓するプロモーションとの事で、国際ボクシングルールに基づいた14オンスグローブを使ったスパーリングマッチを提案されました。それが今回のスパーリングマッチでした」と、ボクシングのスパーリングマッチとしての話だったと語る。
しかし、木村はもう一度王者になるために中国に向かったという。
「厳格なコロナ対策がなされている中国に入国したのは、このスパーリングマッチを行うためではなく、『なんとしても、もう一度世界のベルトを巻く』、そのための渡航でした。今回の玄武選手の反則行為は許しがたい事です。しかし、ゾウシミン戦以降、日本人である私に対して、私のことを知り、そして、応援してくれる中国にいる多くの方々を愛する気持ちは変わりません。現在、新型コロナ感染対策で自宅隔離中であり書面での対応となり失礼を致します」と綴った。
試合は1Rから互いのパンチの攻防。カンフーvsボクシングと言っても蹴りは出していないが、玄武は木村の首を抱えて足ですくって何度かこかした。そして2R早々、玄武はタックルから木村を持ち上げ、プロレスのようにバスターで頭から木村を叩き落とす。木村は一度立ち上がったが再びしゃがみこみ仰向けに倒れた。
中国の報道ではレフェリーも試合30分前に知らされたルールであるといい、カンフーvsボクシングで投げありだったとのこと。木村は聞かされていなかった模様だ。
国内外のファンからは相手選手や興行側に非難が殺到した。木村は試合後SNSで無事を報告し「ただ世界中どんな国でも 悪い人もいれば、いい人もいる 誠実な人もいれば、ずるい人もいる。この件で中国人を嫌いにならないで欲しい」とメッセージを送っていた。
▶︎次のページは【動画】木村翔がバスターで頭から叩き落とされる危険な瞬間
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・この試合の詳細「ボクシングルールのはずが…」一歩間違えれば大事故!元世界王者・木村翔が頭からバスターで落とされ中国選手勝利
・【RIZIN】榊原代表が吉成問題を謝罪「僕自身の力不足も含めて、少し言い過ぎた」改めて冷静に説明
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!