【RIZIN】組みvs打撃の技術戦、武田光司「どれだけ自分が詰められるか」“極真”ベイノアは「15分間、主導権を握り続けられるように」
12月31日(金)さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.33』の試合前インタビューが、12月29日(水)に行われた。
RIZIN MMAルール(71.0kg)5分3Rで対戦する、DEEPウェルター級王者・武田光司(BRAVE)とRISEウェルター級王者“ブラックパンサー”ベイノア(アメリカ/極真会館)がインタビューに応じた。
武田は、今回の試合が大晦日デビュー戦。師匠である宮田和幸がかつて戦った大晦日RIZINのリングに上がることになり「新鮮で良い緊張感を持てています。自分が初めて先生が出た舞台で戦える誇りを持って、戦いたい」と並々ならぬ思いがある。
ベイノアについては「MMAも凄い万能型でシフトチェンジが出来ている」とキックボクシングからの適応能力を分析。「関係者やファンからも、武田が勝つと思われているが、何があるかわからないのが勝負の世界。足元を掬われないように、出来ることを一個一個やって、完勝してやろうかな」と気を引き締めた。
RISE現役王者であり、極真空手で実績を残してきたベイノアの蹴り技には特に警戒している。ベイノアは、サークリングしながら遠い距離からの蹴り技で試合を組み立てることが多い。ロー&ミドルキック、三日月蹴りなどの技をさばけるよう、極真のバックボーンを持つ選手と対策を練ってきた。
「ストライカーvsグラップラー、レスラーになる。(ベイノアが)打撃で自分の距離感でやってきてどれだけ自分が詰められるかという戦いになる」と蹴りを使うベイノアを相手に、距離を詰めることが勝負の鍵だと認識。「臨機応変に(相手の戦い方に)応じる練習はしてきました」と、試合の中でのパターンもすでに考えている。
現在ホベルト・サトシ・ソウザの持つRIZINライト級王座挑戦に向けて、武田が負けられない一戦に挑む。
一方のベイノアは「遂に来たなという感じですね。大晦日楽しみです。ワクワクしています。茶の間で画面越しで見ていた夢の世界。その世界に飛び込むことは感慨深いです。楽しみで仕方ない」と大晦日参戦にワクワクしている。より多くのファンの注目が集まる舞台で、RISEそして極真の強さを見せつけるつもりだ。
武田については「気持ちが強い選手、レスリングに特化している選手。あと黒いなという印象はありましたが、自分よりインタビューを先に受けてパーマをかけてらっしゃってキャラが被っているなと。年齢も一緒だということで非常に押忍だなと思いました」とコメント。普段のベイノアと同じく、一つ一つの言葉の最後には「押忍」を付け加える。
当然、武田は組みの展開、ベイノアは打撃の展開で勝負をしたいところ。「相手が組んで、寝技になろうが、どの体勢になっても打撃を出していこうかな。15分間、主導権を握り続けられる、MMAルールの中で勝ち続けるように練習してきました。トータル的に、打撃の展開だと思うのでその時間を多くするのはもちろん、レスリング、柔道をやってきた選手に対して組みで対抗は厳しいと思う。MMAの中では相手が得意な土俵に持っていこうとしても、自分の勝ちの展開に持っていけるような練習をしました」と話した。
全くバックボーンの異なるMMA王者・武田とキックボクシング王者・ベイノアが大晦日のお祭りで火花を散らす。
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