2022/01/01（土）UP
（最終更新：2022/01/01 10:30）

試合後インタビューに応じた齋藤裕

　12月31日（木）にさいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN.33 』のRIZIN MMAルール（66.0kg）5分3Rで、朝倉未来（トライフォース赤坂）と対戦した斎藤裕（パラエストラ小岩）が試合後のインタビューに応じた。

　1Rは見合うことが多かったが、2Rに斎藤が飛び込んでのタックルで押し付ける。終盤にさしかかると、朝倉の右クロスが入り、よろめく斎藤。朝倉は左、右とパンチを打ち、斎藤が鼻から出血しながらも組みついて逃げた。3R、ニータップからテイクダウンの朝倉。立ち上がった斎藤、コーナーへつめる朝倉。ヒザ蹴りのカウンター、さらに上から鉄槌を落として優位に試合を進めた。判定勝負となり、朝倉が勝利を収めた。

流血の斎藤、殴る朝倉

　傷だらけの姿で現れた斎藤は、「負けたなという感じです。試合映像を見ないとわからないけど、パワーを感じましたね。いい組手をとっているのに、コントロールできなかった」と朝倉のパワーに変化を感じたという。

　3回目の対戦の可能性は？の質問には、「どうなんでしょうね。王座戦とかになれたらいいんでしょうけど。フェザー級GP？　一日2試合ですよね……、まあフェザー級も選手が揃ていますからね」と斎藤。10月と12月と試合が連続しているため、今は試合のことを考えられないという。

　ただ変化があったのは、気持ちの部分。「これまで先輩たちが身を削って、命を削ってきて、今があると思いました。とても勉強になる1年でした」と斎藤。牛久絢太郎とのタイトルマッチで受けたケガが完治しないまま戦ったことで、これまで体を張ってきた先輩たちの思いが分かったようだ。試合後の朝倉との抱擁では、そのことを感謝されたと明かした。

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