2022/01/01（土）UP
（最終更新：2022/01/01 08:25）

朝倉海が試合後インタビューに臨んだ

　12月31日（金）にさいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN.33』のRIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント決勝で、扇久保博正（パラエストラ松戸）と対戦した朝倉海（トライフォース赤坂）が試合後のインタビューに応じた。

　朝倉は、準決勝で瀧澤謙太（フリー）から判定勝ちを収め、決勝へ進出。「絶対に優勝する」という覚悟で扇久保と対戦した。朝倉はアグレッシブに攻める姿勢を崩さないもののパンチの大振りが目立ったが、これには理由があった。「自分が弱かっただけなので、言い訳にしたくないんですけど、瀧澤選手との試合で右手を骨折してしまいました」と衝撃の事実を明かした。

【フォト】骨折した手で殴りに行く朝倉海

骨折した手で殴りに行く朝倉海

　骨折は前回の準々決勝（ヤマニハ戦）で負った時と同じ右手だが、「同じ箇所と違う箇所の両方で、どこが折れているか分からないくらいです」と朝倉。準決勝で折れているのが分かった時は、痛み止めの注射を打ち、「これで壊れてもいいので打ちにいく、左手を使っていくという作戦でした」と対策を立てたが、「扇久保選手は強かったです。僕の実力不足でした」と振り返った。

　扇久保を崩せなかったのは、「僕の攻撃を分析されていました。蹴りを出せなかったのは、シングルレッグを警戒していたことも大きいです。テイクダウンの圧力もありました。自分からテイクダウンにいければよかったんですが」と悔やんだ。

　最後に朝倉は「優勝して、もっと格闘技を盛り上げようと思っていたんですが、勝てなくて不甲斐ない気持ちで一杯です」と謝罪した。