【RIZIN】八百長騒動に榊原代表が見解、改善点もシバターと久保は処分せず「RIZINは小さくまとまる気はない」
シバターと久保優太の大晦日RIZINの八百長疑惑騒動について11日、RIZINの榊原代表が公式YouTubeで見解を述べた。
まず、騒動について榊原氏は冒頭で「2015年にRIZINを立ち上げて、ここまで6年、天地天命に誓って八百長なんてのは一試合もないです」といわゆる勝敗を事前に取り決めた”八百長試合”は無いと断言。「僕らはノンフィクションのスポーツエンターテインメントを届けている」と語った。そして、シバターと久保の処分については、その考えはないと榊原代表は断言した。
榊原代表は「中にはシバターも久保も永久追放だと、いろんなことを言う人がいる。是正する部分もあるが、彼らを処分する考えは全くない。毒にも薬にもなる炎上系YouTuberをリングに上げたわけだから、今回は毒の部分の方が強かったのかもしれないし、一昨年の大晦日にシバターと戦ったHIROYAからすればとっても薬の部分が多かったのかもしれない。それでも我々は彼らを受け入れた以上、彼らを切り捨てるとか、一方的に彼らに責任を押し付けて何か事が収まると言うものではないと思う」と反省するべき点は改善し進んでいくとした。
その理由の一つに現状、RIZINの契約書には(選手同士)コミュニケーションを取ることに関しての規定がないと説明。今後は「事前に契約書の中に、選手や選手のセコンドや関係者が、相手選手やセコンドと試合の内容に関して直接話し合うことは絶対禁止をするという条項を入れていきたい」と、選手間でダイレクトに試合内容を話し合うことの禁止を明文化するとした。
ただしSNS上などでの舌戦など公の場で行われるやり取りに関しては「ブームアップのためにはあっていいこと」と今まで通り制限はかけない。
この禁止については「100人のファイターがいたら、99人のファイターは(試合内容を事前に話し合う)必要や動機が無かった」ので契約書に盛り込まなかったが「シバターという選手については僕らが甘かった。シバターという炎上系YouTuberに試合をさせるんだから、どうやってバズらせようかと彼は知恵を絞ったと思うし、ある意味一本取られた」とシバターに対しての認識の甘さが招いたことだとも語った。
上記にあるように、今回の件で社内で選手管理を徹底していくための組織作り、そして選手間での試合前の水面下のやりとりなど契約書の見直しと、選手たちのSNS上での使い方の啓蒙活動を行なっていくとした。
そして今後のRIZINについては、変わらず突き進むと榊原代表「これからも物議をかもすかもしれないけど、RIZINは小さくまとまる気はないです。あらゆることにチャレンジするし、これからもいろんな形で話題性のあるカードを組む。100%リアルファイト、真剣勝負から生まれるドラマで魅了していけるように自戒の念も込めていく。UFCやベラトールと同じアプローチ、同じコンテンツで勝負してたって一生かかってもUFCには届かないです。彼らがやらない守備範囲も含めて。みんなのハラハラ、ドキドキ、ワクワクを全力で作ります」と意気込みを語った。
【シバターvs久保 八百長騒動】
この騒動は、シバターと久保優太の試合前の互いのLINEのやりとりが流出。試合には出たくないと試合前からたびたび語っていたシバターからクリスマスに久保に直接連絡が入ったことから始まる。結局1R目は流し蹴りのみ、2R目にガチでやろうとシバター。久保は悩んだ挙句、シバターの試合のキャンセルを恐れ、それを受け入れた。
しかしシバターは1Rから攻め飛びつき腕十字でわずか94秒で一本勝ち。八百長というより卑劣な陽動作戦に久保がはめられた形となった。
▶︎次のページは【動画】榊原代表が、シバターと久保を処分しないと語る場面
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