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【KNOCK OUT】RIZIN帰りの鈴木千裕が再びの二刀流宣言! タップロンは「勝つことだけが正義」と余裕の態度=1.22

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2022/01/13(木)UP

キックとMMAの二刀流を目指す鈴木千裕は、2022年初戦を迎える(C)KNOCK OUT

 1月22日(土)に東京・後楽園ホールで開催される『KNOCK OUT 2022 vol.1』の「スーパーファイト/KNOCK OUT-BLACK -65.5kg契約/3分3R・延長1R」で対戦する“二刀流の剛腕”鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)とタップロン・ハーデスワークアウト(タイ)の試合前インタビューが主催者を通じて届いた。

▶【動画】鈴木千裕が渾身の右フックで山本空良を追い込む場面

 鈴木は昨年7月の『KNOCK OUT 2021 vol.3』でKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座決定トーナメント決勝を、わずか43秒の秒殺KOでベルトを獲得。9月の『RIZIN.30』ではMMAルールで参戦し昇侍にTKO負けを喫したが、続く11月の『RIZIN TRIGGER 1st』では山本空良にMMAルールで判定勝利した。

タップロンは、原口健飛から初のダウンを奪うなど、攻撃力には定評がある

 対するタップロンは日本で活躍するムエタイ選手で、シュートボクシング、RISEでも活躍している。炸裂音が会場中に響く強烈な右ミドルキックとKO狙いの豪快なパンチを武器とし、”破壊獣”の異名を取る。過去にはシュートボクシングフェザー級王者(当時)の鈴木博昭に連勝し、小川翔や“ブラックパンサー”ベイノアにも勝利している実力者だ。

 昨年7月の大和ジム50周年記念大会では、K-1でも活躍する元WBCムエタイ日本スーパーライト級王者・大和哲也にヒジ打ちで鼻骨骨折させ1R KO勝利を収めている。9月には、原口健飛とスーパーファイトで対戦。2Rの飛びヒザで、原口から生涯初のダウンを奪うも、3RにTKO負けした。

■鈴木「二刀流でやっていこうという覚悟が決まったのは大きかった」

 半年ぶりの『KNOCK OUT』のリングでキックルールを行う鈴木は、2021年を振り返り、「ずっと挑戦の年でしたね。シンプルにそれだけです」と語った。

 キックとMMAの二刀流を目指して挑戦したRIZINでは1勝1敗。この結果については、「『MMAに専念した方がいい』『キックに専念した方がいい』といろんな声があって、それはもちろんその通りなんですよ。でもその声に流されないで挑戦して、二刀流でやっていこうという覚悟が決まったのは大きかったです。2戦して勝って負けて、技術面でももちろんいろんなことを学んだんですけど、気持ちの上で得たものが大きかったですね」と鈴木。

 これまで通りにキックとMMAの両方を平行して練習をしているようだが、「フォームも戦い方も違うので、最初の頃はちょっと違和感がありました。でもMMAの試合を経験したら、どうやったらMMAとキックをシフトチェンジできるかというのが分かって、その頭の切り替えが分かるようになってからは違和感もなくなりました」と最初は違和感があったことを告白する。

 今回の相手は、ムエタイの強豪タップロン。対戦オファーが届いたときは、「何か、いきなりすげえ強い人、来たなって感じなんですけど、自分はそっちの方がいいんですよ」と鈴木のモチベーションは高い。

■タップロン「この調子だとKOで勝てると思います」

 対するタップロンは鈴木について、「最近は1Rから全開で来る印象です。ただ、僕も打ち合いなら負けない自信があるので、特に警戒するということはありません」と気にしていない。さらに、「最近は練習でも調子がいいんですよ。この調子だとKOで勝てると思います。必ず倒すので、次はタイトルマッチをお願いします。『KNOCK OUT』はスアレック選手も王座を保持したりと、タイ人選手にもチャンスがあるリングだと聞いています。勝つことだけが正義なので、リングで証明したいと思います」と自信満々だ。

 鈴木はタップロンを研究したようで、「全てが僕より上でしたね。キャリアもテクニックもあるし、ほとんどの点で上回られてるなっていうのが、正直な印象です。でもその中で、たぶん自分が勝っているのはスタミナとパワーと覚悟だと思います。その3つをちゃんと出し切れば勝てると思っているので、いけると思ってます。むしろ僕はチャンピオンのプライドがあるので、いかなきゃいけないですから」と負けていない。

■鈴木「山本空良戦は“ただのプロの試合”でした」

 ただ、鈴木は後悔していることがあるという。それは、RIZINでの山本空良戦だ。

鈴木は、持ち味のアグレッシブな試合でタップロンを倒しにいく(写真は山本空良戦=(C)RIZIN FF)

「山本空良戦ではスタイルを変えたんですけど、その試合をメチャクチャ反省したんですよ。本当に試合の直後からずーっと反省してて、『ああいう試合を二度としない』という覚悟を決めました。やっぱりああいう試合を見ても誰も面白くないですし、あれは“ただのプロの試合”でした」

 鈴木の持ち味は、アグレッシブに前へ出て倒しにいく姿。前回は、その持ち味が消えて、勝ちに徹してしまったという。

「“プロの中のプロの試合”だったらお客さんはメチャクチャ沸くし、『すごいな!』と思わせるのが本当のプロフェッショナルだと思うんですよ。あの試合は本当にそういう要素がなかったので、そういう意味でもメチャクチャ反省しました。なぜ自分がRIZINに呼ばれてるのかって倒せるからなんですよね。それを生かさないで勝っても、呼ばれてる意味が分かってないってことなので。今回、僕が『KNOCK OUT』でメインを張るのも意味があると思うので、プロフェッショナルの試合をより意識したいです」

 タップロンを倒すのは容易なことではないが、最後に鈴木は2022年の抱負を次のように語った。

「今年も同じく、倒して倒して倒して倒しまくって、キックとMMA、両方のトップに乗り込んでいきたいですね。今年の目標は、二刀流を体現することです。『KNOCK OUT』では誰も倒せないチャンピオンでい続けて、“絶対王者”と呼ばれるようになります」

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