【KNOCK OUT】MMA挑戦宣言の鈴木千裕「やるからにはチャンピオン」KNOCK OUT王座に続き二冠目指す=一夜明け会見
7月18日(日)東京・後楽園ホールにて開催された『KNOCK OUT 2021 vol.3』。本大会の第8試合[初代KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座決定トーナメント・決勝戦 3分3R・延長1R]にて宮越慶二郎(拳粋会宮越道場)を下した鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が19日一夜明け会見に臨んだ。
今年3月から始まった王座決定トーナメントを勝ち上がり臨んだ決勝戦。鈴木はテクニックに定評がある宮越へ“ダイヤモンドパンチ”を猛撃。わずか43秒の間に2度のダウンを奪取する圧勝で初タイトルとなるKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座を手にした。
歴戦のベテラン・宮越を下し王座を獲得した鈴木は「KNOCK OUTを背負うとか言っていてもイキッているだけだと思われていたと思いますが、自分の言葉に王者としての重みと責任がついたのかなと安心しています」と、言葉に実績がついてきたと安堵の表情を見せた。
初めて腰に巻いたベルトを「めちゃくちゃ(重量は)重かったけど、まだ軽いなと思いました」と意味深に表現した鈴木。その心を「ベルトとしての価値はまだ軽いので、自分が重くしていくものだと思います」とし、王者としての責務を背負った自覚を感じさせた。
試合前の記者会見では「終わったら言いたいことがある」と常々宣言していた鈴木。当日明かされたその秘密は、MMAへの参戦という“二刀流”への挑戦だった。鈴木は「KNOCK OUTを盛り上げるんじゃなくて、変えるためにチャンピオンになりました。そのためには王者として活躍すること。KNOCK OUTを知らしめるというか、いろいろなことに挑戦して誰もやっていないことをやる」と、あくまでKNOCK OUTのための挑戦だという。
鈴木はキックボクサーとしてデビューする以前はMMAで戦っており、RIZINアマチュアMMA2016フライ級優勝パンクラス・ネオブラッド・トーナメント2018フライ級優勝の実績を持つ。いわばMMAへの再挑戦となるが、改めて鈴木は「やるからにはチャンピオン。まだ格闘技界では二刀流ってほぼいないと思うので、格闘技業界を変えていくためにも2つに挑戦する」と、あくまで転向ではなく二刀流であると主張した。
現時点においては参戦団体は未定とのこと。あくまで所属プロモーション先であるKNOCK OUTの意向を聞くとした鈴木は「特にやりたい団体うんぬんは考えていないので、宮田さん(宮田充プロデューサー)と関係者の方々に決めていただきたいですね。いちばんはファンのみなさんに意見を聞きたいです」とした。
二刀流を宣言した鈴木はどんな道のりを歩むのか。ダイヤモンドパンチはMMAでも通用するのか。「逃げるつもりはないので、勝てる人は上がってきてください。全部ぶっ倒してやります」と防衛戦にも意欲を見せる鈴木の動向から、今後目が離せない。
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