【KNOCK OUT】キックと俳優の二刀流で活躍する小笠原瑛作に、ムエタイマスターの大田拓真が迫る=3.12
3月12日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『KNOCK OUT 2022 vol.2』の記者会見が18日、都内の会場にて行われた。全対戦カードが発表される中、KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者の小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)が、WBCムエタイ日本統一王者の大田拓真(新興ムエタイジム)と対戦する。
【動画】小笠原瑛作が左ミドルでKO勝ち、トーナメント制覇で王者に!
二人の対戦は昨年7月に組まれていたが、新型コロナウイルスの影響で大田が欠場となり、流れていた経緯がある。今回は仕切り直しの一戦となる。
小笠原は、軽量級ならではのスピードを武器に”スピードアクター”の異名を取る日本人トップ選手。初代REBELS52.5kg級王座、初代REBELS-MUAYTHAIフライ級王座などの国内外様々なタイトルを獲得。昨年3月にはKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝をKO勝利、同年11月に壱・センチャイジムを破り同タイトルを防衛した。
大田は18年6月にWBCムエタイ日本フェザー級王座、昨年12月にはS1ジャパン55kg級王座決定トーナメントを制し二冠を達成。NJKFの次世代エースとして成長を続けている。コロナ禍で試合が流れてしまっていたが、実力はトップクラスだ。
小笠原は昨年全勝でKNOCKOUTのベルトを獲得、映画主演も果たして実りのある年となった。ベルトを持参して会見に臨んだ小笠原は「2022年一発目のKNOCK OUTということで、自分ももう若い選手じゃないなと思いつつも、日菜太さんとか、あの年齢でバリバリ動いているっていうのを見ると、自分もまだまだこっからだなと思っています」と声を弾ませた。
対する大田は、コロナを乗り越えて試合が決まり気合い十分。小笠原の印象を聞かれると「 何でもできて、パンチ蹴りヒジ、ヒザ、首相撲もできる選手でスピードもありますし、自分的にはどこが警戒しているとかはなくて、全部警戒してやっていきたいなと思います」と好勝負になりそうな予感があるという。
小笠原も、「映像を見て安定している選手、しっかりムエタイができる選手だなって感じですね。日本人の選手ってパンチとか一辺倒になったりすると思うんですけど、しっかりタイの先生に教わっているのかなとか、首相撲もしっかりできるなっていう、ムエタイができる選手だなって。KNOCK OUT-REDの僕の相手として、面白い試合になる実力のある選手だと思います」と迎え撃つ覚悟はできているようだ。
勝負の鍵を握るのは、首相撲の展開。二人とも、そこは自信を持っているようで、テクニカルな試合が見られそうだ。
小笠原は今回、フェザー級への挑戦がテーマとなる。これについては、「RED-55kgのベルトを持っているんですけど、55kgの階級では自分の強さっていうのは証明できたかなって思っていて、今年はフェザー級に階級を上げて挑戦していきたいなと思っています」と小笠原。
さらに、「今チャンピオンだったら安本晴翔と龍聖、他タイ人の強いやつらもいると思うんですけど、僕がそういう選手と戦うっていうのが一番KNOCK OUTも盛り上がるし、お客さんも見たいカードなんじゃないかなって思います」と今後の野望を語った。
キックと役者の二刀流で活躍する小笠原。それを阻止したい大田。二人のプライドの激突が、激しい攻防を生みそうだ。
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