【K-1】武尊がキレと破壊力の公開練習、体重を絞り2.27へ最後の仕上げへ

2022/02/24（木）UP
（最終更新：2022/03/01 11:00）

　2月27日（日）に東京体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』でK-1 WORLD GPフェザー級（57.5kg）王者・軍司泰斗（22＝K-1ジム総本部チームペガサス）とスペシャルエキシビションで対戦する武尊（30=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）が23日、公開練習を行った。
　これまで追い込んだ練習で、SNSでもバキバキの肉体を披露してきた武尊。6月の那須川天心との世紀の一戦を見据えて、どんな動きを見せてくれるのか注目が集まったが、その動きは想像以上だった。

【フォト】武尊の公開練習と鍛え上げたバキバキの筋肉

　公開練習は、まずシャドーでフォームをチェックしながら素早く動く武尊。これまでもSNSで練習の動画などで確認済みではあったが、実際の動きは想像以上ともいえた。
　2Rに及ぶミット打ちではパンチを確認しながら繰り出す武尊。ワンツーからフック、さらにローキックやヒザ蹴りがミットを叩くキレと激しい音は、そのまま期待値の高さを示していた。

　インタビューに応じた武尊は、仕上がりについて「いつも60kgで試合をする時よりも絞っています。それは次の試合も含めての減量です」と語る。現在の体重は63kgで、試合当日は62kgでリングへ上がるという。これは、那須川天心との試合契約体重が58kgで、リカバリーが上限62kgという条件があるからだ。

　体重を落としていることによる変化については、「スタミナ、スピードは上がっています。でも、パワーは落としたくないですね。パワーがあってのスピードだと思っているので」と武尊は慎重に減量を計画している。さらに、「まだ58kgに落としたことはないですが、水抜きをしないダメージが少ない状態で、どこまで動けるかですね。あと何カ月かで調整していきたい」と補足した。武尊は那須川と戦う前に、体重との戦いに勝たなければいけない。「その体重で決まった以上、合わせるのがプロ」と言い切った。

　今回の軍司戦は、那須川戦へ向けての最後の試合となるため、階級を落とした状態で、どこまで戦えるかが注目されているが、軍司は特別な相手と武尊は見ている。

「これまで自分がK-1を引っ張ってきたというのはおこがましいんですが、新生K-1から一から育ってきた選手が軍司選手なので、お互いに殴り合って伝わるものがあればいいなと思っています」と武尊は、次世代へエールを送ることもテーマに掲げている。

　決戦まで、あと3日。世紀の一戦を6月に控えた武尊のK-1愛が、東京体育館を包み込む。

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