2022/03/03（木）UP
（最終更新：2022/03/03 12:19）

キックボクシングのスパーリングで夢の顔合わせが実現（朝倉未来YouTubeチャンネルのサムネイルより）

　6月のメガイベントで武尊と対戦する那須川天心が、朝倉未来とキックボクシングのスパーリングを行った。これは、朝倉が自身のYouTubeチャンネルで昨日2日、那須川とのスパーリング動画を配信したもので、ファンからは「ドリームマッチ実現」の声が上がっている。

【動画】朝倉未来が秘策攻撃！次々と那須川を襲う

　公開された動画は、前半に二人の対談、後半にキックボクシングのスパーリングを行うという二部構成。朝倉は那須川がジムへ到着する直前、いくつかの秘策を用意していることを明かした。体重差が10kg以上あるとはいえ、キックの“神童”に対して、まともにキックボクシングのスパーリングをしたら分が悪い。

以前の対談では、朝倉の愛車フェラーリでドライブしながら那須川と武尊への秘策を語った（朝倉未来YouTubeサムネイルより）

　朝倉は、あえて違うところを攻撃したり、歩きながら下から振り上げるハンマーパンチを放ったり、両手で同時に攻撃やバックブローのフェイントからのバックブローなど、トリッキーな技を那須川に当てることが目的だという。

　1ラウンド目は、互いにサウスポー構えでスパーを開始。その秘策を知らない那須川は、素早いステップで朝倉の攻撃をかわして、パンチを入れていく。朝倉は蹴りのフェイントを入れつつ鉄槌を落としたり、那須川に揺さぶりをかける。さらに両手同時パンチを繰り出して動揺を誘うが、那須川はすべての技に反応する。さすが、神童だ。

　2ラウンド目は、互いにオーソドックスの構えでスタート。これにはサウスポーの那須川が、「右かぁ」と少し戸惑うも、すぐに慣れていく。次第に朝倉の動きを読み、圧倒する那須川。スパー終了後に「MMAでも、余裕」と笑う那須川に、朝倉がテイクダウンから動きを制して、笑いながらヘソを指で攻撃して幕。

　スパーの感想を那須川は「僕は武術系の動きを取り入れているので、どんな動きでも大丈夫です」と語り、朝倉は「武尊選手は圧力をかけてくると思うけど、天心は反射神経が良くて横に動くので的が絞りにくいでしょうね」と呟いた。

6月に武尊との世紀の一戦を控える那須川。いまだにどちらが有利なのか論争が続いている

　さらに那須川は「僕は最初の30秒で相手の動きを見てから見切るので、最初に違うことをやられると嫌かも知れない」とこぼすと、朝倉は「武尊選手、聞いてましたか？」と進言。そして、もう一つの戦略として那須川は、相手の「避け癖（避ける動き）」を見て攻撃を組み立てていることを明かすと、「武尊選手、今回は避け方を変えましょう」と朝倉がアドバイス発言を続けた。

　最後に那須川が「僕のどこか変わっていましたか？」と朝倉に質問すると「技を当てることだけを考えて動いていたので、もう一回やろう」と急遽、2分間のスパーリングが追加。真剣に攻防を繰り広げる二人。終了後に朝倉が「距離を取るのがうまくなったね」と指摘すると、「そこはちょっと……」と那須川が苦笑する場面も。武尊の圧力をいかに那須川がかわすことができるかが焦点の一つになっているため、思わぬところで暴露（？）されてしまったのか。

　6月の世紀の一戦まで、那須川と武尊はどんな秘策を用意していくのだろうか。

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