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【新日本キック】勝次がドロー、重森陽太が他団体王者を撃退!リカルドが剛腕フックでKO勝利、髙橋亨汰がヒジで切り裂く残酷TKO勝利

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2022/03/13(日)UP

高橋がヒジ打ちを見舞う、激戦をTKO勝利で制した

このヒジでHIROが出血する

▼セミファイナル 62.5kg契約3分3R
◯髙橋亨汰(伊原道場本部/日本ライト級王者)
TKO 3R 0分40秒 ※左ヒジ打ち→ドクターストップ
●HIRO YAMATO(大和ジム/NJKFスーパーフェザー級1位)

 高橋は、極真空手の全日本を制した髙橋佑汰の弟。足技が得意な選手で19年に新日本キックの王者に輝いた。前戦は今年1月のKNOCKOUTで相手の反則によりノーコンテスト。今回仕切り直して今年1発目の勝利にかける。

額をカットしたHIRO。切り裂かれた後、下を向くと血が滴り落ちた

 対するHIROはNJKFスーパーフェザー級の上位ランカー。新日本キックに殴り込みをかける。打たれても倒れない粘り強さを誇る。

 1R、高橋がサウスポーで左ハイ、ロー、ミドルを蹴り込む。HIROも右ローを蹴り返し、右ストレートをヒット。だが、高橋が左の三日月蹴り、左右のフック、左のヒジ打ちを連打し攻め続ける。左ストレートを何度もヒットさせる高橋のペースに。

称え合う両者、まさに激戦であった

 2R、高橋がカウンターの強烈な左ヒジ打ちでダウンを奪う。さらに右の顔面前蹴りでダウンを追加。左のヒジ打ち、組んでのヒザ蹴りで攻めまくる高橋。HIROも右のヒジ打ちを辛抱強く放つが、押される展開が続く。

 3R、高橋が強烈な左のヒジ打ちを、HIROの額にクリーンヒット!これにHIROの額が裂けて出血。ドクターチェックも、即座に続行不可能に。高橋がヒジありならではの残酷なTKO勝利。最後まで攻めたHIROにも大きな拍手が贈られた。HIROの額は「骨が見えるほど、切り裂かれてしまっていた」とその後レフェリーが語っている。


大木がわずか34秒で自慢のパンチでTKO勝利した

大木が始めから、攻めまくる

▼第7試合 59kg契約3分3R
●仁琉丸 (富山ウルブズスクワッド道場/日本フェザー級)
TKO 1R 0分34秒 ※左フック
◯大木一真(ワイルドシーサー那覇)

 1Rから両者とも近距離で果敢に打ち合い、会場を沸かせる。大木が仁琉丸がロープに詰める形で右フックをヒット、ヒジ打ちを見舞う。

仁琉丸がふらつきレフェリーストップ、大木は両手を挙げてアピール

 仁琉丸も果敢に右ストレートを返すが、大木の左フックをモロに食らってダウン。ヒザをついた状態から何とか仁琉丸は立ち上がるが、ふらついた様子を見てレフェリーがストップした。

 わずか34秒の圧巻KO劇だった。


NA☆NA (右)がパンチで攻め続けて、アリス(左)を判定で下した

▼第6試合 ミネルヴァ推薦試合女子53kg契約2分3R(顔面膝蹴りなし、肘なし)
●アリス(伊原道場本部)
判定0-3 ※28-30×2、27-30
◯NA☆NA (エスジム)

アリスの右ストレートにフックを合わせるNA☆NA

 アリスは4歳の時からキックボクシングの名門・伊原道場で練習を積み、キャリアは14年の筋金入りのキックボクサー。18年には「ミスセブンティーン2018」の栄冠にも輝き、現在は『UNDER ARMOUR』『アルペン』など、スポーツ系モデルとしても活躍。

 キックでは19年3月のプロデビュー戦で勝利を収めたが、現在2勝2敗のイーブンだ。この1年、内山高志のジムでボクシングも習っており、打撃力の進化にも期待される。

 対するNA☆NAはK-1グループのKrushにも参戦したことのあるファイター。今回がプロ10戦目(3勝4敗2分)だ。今月12日のNJKFでの試合では判定負けを喫している。

アリスは蹴りで攻めるが、判定負け

 1R、アリスが左ジャブを伸ばし距離を測るが、NA☆NAが左右のフックで前進、随所でフックをヒットさせる。2R、アリスは左の前蹴りでNA☆NAをロープまで吹っ飛ばす。NA☆NAは下がらず細かいフック、ストレートで攻め続ける。組んでのヒザ蹴りではNA☆NAが優勢。

 3R、NA☆NAが攻め続ける展開。アリスは右ストレートを放つが、その度にNA☆NAの左右フックを数発被弾してしまう。NA☆NAは最後までパンチで倒しに行く姿勢を見せ、アリスを追い詰める。

 ジャッジ3者は、順当にNA☆NAを支持。NA☆NAがアリスを撃破した。

▶︎次ページは、竜矢vs中川達彦、その他の試合結果

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