2022/03/16（水）UP
（最終更新：2022/03/16 16:16）

新生K-1王者・山崎（左）とK-1MAX王者・大和（右）がタイトルマッチ

　4月3日（日）東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN〜K’ FESTA.5〜』で初防衛戦に臨むK-1スーパー・ライト級王者・山崎秀晃（34=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）と、挑戦者・大和哲也（34=大和ジム）のインタビューが主催者を通じて届いた。

【動画】山崎が安保を壮絶なKOで下した劇的な瞬間

　山崎は新生K-1旗揚げから参戦し続けるベテラン。20年9月に安保瑠輝也の持つK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座へ挑戦し1R KO勝利、悲願のK-1王座奪取を成し遂げた。昨年3月にはノンタイトル戦で強豪の不可思を左ストレート一撃、わずか70秒で秒殺KOするなど、勢いに乗っている。

　対する大和は10年に旧K-1のK-1 WORLD MAX -63kg初代王者に輝くなど、豪腕を武器にKOを量産してきたK-1レジェンド。昨今は連敗に苦しんだが、昨年12月に大野祐志郎をKOで下し、復活の狼煙をあげた。

　今回は旧K-1の軽量級のエースだった大和と、当時のKrushで輝いていた山崎との、10年以上の月日を隔てたマッチメイクとなる。

山崎の宝刀、裏回し蹴り

　山崎は大和について「憧れていた選手でしたし、僕の先をずっと走っていた選手で、ただその中にやっぱり悔しさだったり超えてやるという感情は常に持って、いつか食ってやろうと思っていました」と意識していたと言う。
　さらに「選手としてはパワーヒッターで数々の選手を叩き落としてきましたけど、剛腕と言われてる以上にテクニックがあって、それでこその剛腕だと思います」と評価。しかし「なぎ倒すっていう意味では自分も負けない自負をしているので、試合が始まったら走っていって容赦なく斬ります」ときっちり倒すとした。

　最後に「僕は全ての技術を常に磨いているので、そこで負ける気はないです。全ての攻撃・全てのパラメータで上回っていきたいです。季節も春になってきましたので、“山崎春のパンチ祭り2”ということでよろしくお願いします」とメッセージした。

大和が左フックでKOする瞬間

　対する大和は山崎について「本当に攻撃力が強くて一発がある、倒すファイターという印象があります。選手としてもすごく尊敬する、今のK-1を体現している1人だと思います」と率直に評する。

　さらに「自分がまだムエタイにいた頃から活躍していて、いろんな挫折も味わいながら這い上がってきているのを見てきて、人としての強さを感じます。なので本当に今回は“挑戦”です」と同じベテランファイターとしてもリスペクトする。

　今回の会場は、12年前に大和がK-1 MAXで優勝した代々木第一体育館だ。大和は「僕は12年前に代々木第一で伝説を残したと思うので、あれから12年経って新たな伝説を残したいです」と意気込む。
　最後に「K-1 MAXの王者として新生K-1のリングでベルトを狙いに行く。これはK-1 MAX王者としての“定め”なんじゃないかと思います」とK-1の歴史を体現する者として戴冠しに行くとした。

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