【RIZIN】榊原代表、梅野の判定不満に「文句言うならきっちり完全決着つけろ」皇治への忖度も否定
3月20日(日)大阪・丸善インテックアリーナにて開催された『RIZIN.34』。大会終了後にRIZIN榊原代表が総括を行った。
セミファイナルで皇治(TEAM ONE)に2-0の判定で敗れた梅野源治(PHOENIX)が試合後のインタビューで判定結果に強い不満を示していることについて「ジャッジに文句をいうのなら3分3Rできっちり完全決着をつけろ」と切り捨てた。
試合は梅野が懐に入らせまいとするミドルキックの連打にパンチ、ボディブロー、ローキックと単発気味にコツコツと反撃する皇治、しかし3Rには皇治の左フックで梅野が尻餅をつくシーンもあったが、梅野は、ほぼ自身が優勢だったと主張「一言で言うとジャッジはもっと勉強してほしい。(自身の判定なら)30-28か29−28。最後の(皇治の)左フックはガードの上から当たって僕、転んじゃってるじゃないですか。それが印象が悪くて皇治選手につけたとしても」と不満をぶちまけた。
その内容を聞いた榊原代表は「常々思うんですけど、ジャッジに文句をいうのなら3分3Rできっちり完全決着をつけろと。ジャッジがどうついても右に上がるか左に上がるか、それ以外しかこの競技は成り立たないので、だったら3分3Rの中で自分が倒れるか相手が倒れるか、やるかやられるかという試合をすべきだと、酷な話ですけど。僕は競技面は競技連盟に委ねているのでプロモーターとしての忖度は働かせないとルールミーティングで選手に言っている。クレームがあればレフェリー、ジャッジ陣に出していただければいい」と皇治へ忖度を否定した。
梅野が試合後インタビューで「異議を申し立てるデメリットが大きければ、皆申し立てはしないですよね」と語ったことについては「何件もあります」と今まで判定への抗議は何件もあったと説明する。
実際、本日も大原樹里に判定2−0で判定負けしたアキラ側から抗議があったと明かし「今からでも、クレームがあるんだったら競技陣は向き合いますから。言ったら何かされるとかいうこともないので、モヤモヤ感を梅野選手が残してほしくないのでやってほしいと思います」と梅野に対しても異議申し立てがあるならしてほしいとメッセージした。
異議申し立てが受け入れられるようなら皇治vs梅野第3戦もなくはないだろう。ただ、この試合前に皇治は残りキック2戦を示唆しており、試合後の会見で残り1戦は自身がベルトを獲得したHEATのリングを示唆。また、6月の天心vs武尊のビッグマッチのアンダーカードで60kg級トーナメントを行うことがあれば出たいとも話しているが榊原代表は皇治のそのトーナメントの企画には慎重な姿勢を見せる。仮にそのトーナメントが実現するなら皇治vs梅野の3度目の対決はあるかもしれない。
ともあれ梅野側の異議申し立てがあるか、今後の動向に注目したい。
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