【K-1】京太郎は「経験も圧倒的。スタミナ、能力、パンチ力も一番高い」と自信満々、坂本英則は「オイシイ相手」と番狂わせ誓う=公開練習
4月3日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される、K-1年間最大のビッグマッチ『K’FESTA.5』のK-1無差別級トーナメント1回戦で対戦する、元ボクシング王者・京太郎(日本/チーム未完)と坂本英則(日本/修実館)が公開練習を行った。
京太郎は角海老宝石ボクシングジムにて、ボクシングシューズを履き、シャドーボクシング&ミット打ちを披露。「新鮮な気持ちで臨むため、試合1カ月前というタイミングで古巣に戻ってきました」とのこと。「K-1とボクシングを違う競技・別々の競技という捉え方はしていない」という持論から、現在は、K-1よりボクシングの練習に比重を置いている。
トーナメントを控えた仕上がりは「プロで16年やってきて、次の試合に向けてここを強化するというのは特にないですし、今まで持っているものを維持する、もしくは上げることを意識しています。今回、能力的には上がっている気がしますね」と順調だ。
一回戦で対戦する坂本については、映像を確認するつもりもないという。その理由は明かさなかったが「28歳でこの舞台で上がれているということは、それなりの選手という気がします。体重は僕よりも重いですけど、1回戦にしては良い相手」との印象を語る。
2009年には、旧体制のK-1で「第2代K-1ヘビー級王座決定トーナメント」で優勝、日本人初となるK-1重量級の世界王者となった。その後、プロボクシングで戦い、K-1に復帰しトーナメントの大チャンスが巡ってきた。
「13年ぶりのトーナメント出場で、朝から晩まで戦いになるのできついと思います(苦笑)。正直今はまだイメージできていません。まずは2回勝って決勝戦の舞台に上がりたい。そこからは自分との戦いの勝負になると思います」と、当日の戦いを見据える。
様々な修羅場をくぐってきた経験から「僕はクルーザー級からヘビー級で戦える体重があって、経験も圧倒的にある。スタミナ、能力、パンチ力も一番高いと思います」と自信を見せつつ、「殴り合いも面白いですが、一発で仕留めるのが重量級。その重量級の凄さを見せたい」と”ど迫力ファイト”をアピールした。
K-1初参戦となる坂本は、小学生から極真空手を学び、中学では柔道部にも所属。大学に進学してからキックボクシングを始め、極真空手では世界大会でベスト16入り、柔道では県大会で3位とどちらでも輝かしい成績を収めている。プロデビュー後は様々な団体でキャリアを重ね、J-NETWORKヘビー級王座、KROSS×OVERヘビー級王座を獲得している。
公開練習にて、坂本は2分1Rのミット打ちを行い、鋭い蹴り技を中心とした技を疲労した。坂本は、ヘビー級離れしたスピードと多彩な蹴りを得意にしていたグーカン・サキに憧れを抱いていた。「自分は蹴り技が得意で、サキ選手も回転系の蹴り技が得意だったじゃないですか。自分も後ろ蹴りが得意だし、恐れ多いのですが、サキ選手に近づきたい」と話す。
1回戦で対戦する京太郎については「昔から知っている有名人で、めちゃくちゃ強い。僕とは正反対というのは失礼かもしれませんが、ボクシングが上手い選手」とパンチスキルを警戒。「あえてパンチ勝負?いやいや。自分は熱くなって打ち合うと大体ダメな展開になるので、自分の持ち味、蹴りで戦えたら。僕の蹴りは痛いので当たれば効くと思います」と京太郎の鋭いパンチに、蹴りで対抗する構えだ。
さらに「倒すイメージはできていませんが、自分の全力をぶつけてどこまでやれるか。僕と京太郎選手は元々のレベルが違いすぎるので、どこまで僕が食らい付いていけるのか。最初から勝つつもりでは行きますが、勝つ確率を50%ぐらいまで持っていければいいなと思います。京太郎選手は日本人最強と言っていい選手なので、めちゃくちゃオイシイ相手。優勝することもデカいことですが、京太郎選手に勝つことも大きい」と大番狂わせに向けて、闘志を燃やす。
最後に「僕は一発ある派手な選手ではなくて、しっかり技術を見せられる“動けるデブ”だと思っているので、そこを見せたいです。100kg~120kg前後の体重で『これだけ動けるデブがいるんだ!?』と思ってもらいたいです」とファンにメッセージを送った。
1回戦は京太郎のパンチと、坂本の蹴りのスリリングな一騎打ちになりそうだ。準決勝に駒を進めるのは果たして、どちらか。
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