ヘビー級ボクサー藤本京太郎が引退、格闘技復帰でK-1かRIZINか
プロボクシング元日本ヘビー級王者で現在1位にランクされる藤本京太郎(34)がボクシングから11月12日をもって一度、引退(ライセンス返上)すると所属の角海老宝石ジムが発表した。
理由はジムの発表によると「新型コロナウイルス感染症の昨今の情勢により海外遠征や外国人選手招聘は現実難しく、国内における試合ではヘビー級選手も不足し試合が成立しない状況」と現在のコロナの状況と、国内でヘビー級選手が少なく試合が組めないことが一つ。
さらに日本プロボクシング業界での現行ルールではその他格闘技などの競技と二刀流で競技を続ける事は禁止されていることも挙げ「一度ライセンス返上とし、再び総合格闘技(K-1 など)へ挑戦する事となりました。後に国内外問わずプロボクシング業界で試合となった際には、改めてライセンス所得申請しプロボクサー復帰とさせていただきます」とした。
京太郎は2006年にキックボクサーとしてデビュー。2009年3月にK-1トーナメントを制して日本人初のK-1ヘビー級王座に就き、翌年にはピーター・アーツを破り初防衛に成功した。そして2011年にプロボクシングに転向し、13年に日本ヘビー級王座、17年には東洋太平洋王座とWBOアジア太平洋王座も獲得するなど日本ヘビー級を代表する存在となっていた。ボクシングプロ戦績は21勝(13KO)2敗。
今後は総合格闘技(K-1 など)に挑戦とあるが、京太郎のプロ格闘技の戦績では、総合格闘技への参戦は無い。この時期の発表のタイミングから、総合格闘技なら大晦日のRIZINがある。RIZINにはキックボクシングルールがあるので、まずはキックルールでの参戦となる可能性はある。K-1なら12月13日のK-1両国大会がある。さらに年末には第3の格闘技イベントの出現も考えられる。
京太郎は身長183cm、体重は昨年12月の計量では104kgだ。海外から選手招聘がなかなか厳しい状況で、京太郎と同じヘビー級で対戦する大型選手は果たして誰になるのか。京太郎の年末格闘技の登場に期待される。
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