2022/03/28（月）UP
（最終更新：2022/03/28 16:02）

ミドルをミットに叩き込む安保©️K-1

　4月3日（日）東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される、K-1年間最大のビッグマッチ『K’FESTA.5』の［第17試合/スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R］でプライチュンポン・ソー.シーソムポン（31＝タイ/GTジム）と対戦する、安保瑠輝也（26＝CLUB es/team ALL-WIN）が公開練習を行なった。

【動画】安保がバックブローからの右フックで圧巻KO勝ち！

　安保は、昨年9月［第2代K-1ウェルター級王座決定トーナメント］で2試合連続KO勝利で決勝に進出するも、野杁正明にKO負けを喫して準優勝に終わった。12月の復帰戦では、海斗を相手に1R KO勝利を収め再起した。

ボクシング技術にも磨きがかかる©️K-1

　この日の公開練習で安保は軽快なミット打ちを披露。キレのあるワンツーと、破壊力あるミドルやヒザ蹴りをミットにたたき込んだ。「いつもと同じ感覚で来ているので、問題なく試合は勝てるかなっていう感じです」と、好調をアピールした。

　今回対戦するプライチュンポンは昨年3月の『K’FESTA.4』で野杁と対戦し、ダウンを奪われたものの最後まで立ち続け判定まで持ち込んだ強豪ムエタイ選手。安保にとって“打倒・野杁正明”というテーマがある中で、野杁が倒せなかったプライチュンポンを相手にどんな試合を見せるのか、勝ち方も求められる一戦だ。

「（今回の試合の）テーマとしては対・野杁正明。野杁選手が倒しきれなかった相手を自分が倒すということで、挑戦状を叩きつける。自分は目の前のことをもちろんやるんですけど、先を見てないと前に進めない人間。そういう意味で舐めてるわけじゃないけど、倒して先を見ています」と、あくまで今回は通過点と言い切る。

　さらに「やってきたことを全部100%の状態で出す。それが出れば自ずとKO勝ちに繋がると思っています」と、これまでの練習や準備に自信を漲らす。

安保が対峙するプライチュンポン。©️K-1

　KOで勝てば野杁へのリベンジ実現が近いと考える安保。「魔裟斗さんの言葉を借りると、一番厳しい道を挑戦するのが成功への近道だと自分も思っているので、野杁選手にたどり着いて必ず倒して自分がK-1チャンピオンになりたいと思っています」と意気込んだ。

　一方のプライチュンポンは安保について「彼は二段蹴りなど凄く速くて危険な技を使うし、まともにもらったらKOされてしまう。そうならないようにしっかり戦いたい」と警戒しつつも「安保は背が高くてスピードがあるからKOするのは簡単ではないけど、チャンスがあれば倒しに行きたい」と、当然のごとく勝つ気は満々だ。

　果たして、“野杁リベンジ”を目標に掲げる安保は、この難関プライチュンポンを撃破できることができるのか。

▶︎次ページは【動画】安保がバックブローからの右フックで圧巻KO勝ち！