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【K-1】石井慧、トーナメントは”体力”勝負「絶対気持ちで負けない」実方宏介は「重量級にこだわる」

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2022/03/27(日)UP

石井慧が無差別級トーナメントに向けて公開練習を行った(C)K-1

 4月3日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される、K-1年間最大のビッグマッチ『K’FESTA.5』のK-1無差別級トーナメント・一回戦で対戦する、石井慧(クロアチア/チーム・クロコップ)と、実方宏介(日本/真樹ジムAICHI)が公開練習を行なった。

【動画】石井慧vs実方宏介の煽り映像=ミルコと石井の練習風景も収録

 石井は縄跳びと柔軟体操、シャドーボクシングを行うと、3分1Rのスパーリングを披露。その後のミット打ちでは、相手の蹴りをカットするなど、ディフェンスを意識した上で、パンチを叩き込んでいった。

 昨年K-1デビューを果たした石井は、9月のK-1横浜アリーナ大会では重量級トップ戦線に君臨してきた愛鷹亮、続く12月の大阪大会ではヒザ蹴りと得意とする長身のRUIを破って2連勝。K-1ルールへの適応力を見せている。

シャドーを行う石井(C)K-1

「K-1・キックボクシングは手と足しかない状態で限られたルールでやるから、卓越した技術というか、奥の深い技術が必要」と、2試合を戦った感想を述べる。 

 その奥深さを理解したため、前回のK-1参戦後、クロアチアに戻ってからは「昔は16オンスのグローブでミットを打ってて気にしてなかったんですけど、10オンスで打ったりとか。バンテージも昔は適当に巻いてたんですけど、そういう細かいところとかも変えていってます」と、ルール適応のための調整を入念に行なってきた。

 トーナメントを制するためには、長いラウンドを戦い抜く”体力”が必要と認識する石井。「僕は全部判定で勝つつもりでやっているんで。一回戦を1Rで決められなかったらとか、体力温存とか考えてないですからね。倒せれば倒せるに越したことないですけど、もし全試合判定決着になっても大丈夫な体力はつけているっていう話です」という。スパーリングパートナーとも、試合に近い形で実践練習を積んでいる。

試合に近い形で実践練習を積んでいるという(C)K-1

 現在のK-1は-55kgのスーパー・バンタム級など、軽量級に注目が集まる舞台でもある。そのため、今回の無差別級トーナメントの盛り上がりが、今後のK-1重量級の盛り上がりを左右することになる。重量級を盛り上げるためにも「自分が盛り上げようとするんじゃなくて、過去の2回の試合も判定ですけど勝って、その勝ちがこのトーナメントに繋がったと思うし、一生懸命やっていると自ずと全体的な盛り上がりにも繋がると思う。まず自分のことに集中して、トーナメントの後にK-1の重量級が盛り上がっていくことを願っています」と、まずは目の前の優勝に全集中している。

 最後に「自分が優勝するっていうか、絶対気持ちで負けない、気持ちが伝わる試合をしたいですね」と、不屈の精神力で優勝を目指すとした。

ローキックを蹴る実方(C)K-1

 一方の実方は「これまでK-1では軽量級・中量級のトーナメントが何度もありましたけど、一番迫力があって面白いのは重量級。テクニックやスピードは軽量級や中量級でもやってもらって、一発で試合が終わる・一発で試合がひっくり返る。それが重量級の面白さ」と、無差別級の魅力をアピールする。

「重量級は外国人選手が強いイメージがあると思いますが、僕は日本人も負けていないと思います。それを見せたいので重量級にこだわっています。今回のトーナメントはマハムード・サッタリ選手以外は日本人なので、僕は日本トーナメントだと思っていますが、ここで優勝すれば自分の強さを見せられるし、トーナメントで優勝して世界の強豪と戦っていきたいです」と重量級へのこだわりを熱弁する。

公開練習のパートナーは、同門のマキ・チャーチャイ(右)だった(C)K-1

 今後については「K-1公式ホームページの選手名鑑を見ていて、クルーザー級王者にシナ・カリミアン、ヘビー級王者にロエル・マナートがいて、スーパー・ヘビー級は空位になっていた。このトーナメントで優勝すればベルトのチャンスもついてくると思うので、K-1のベルトをとって世界の強豪と戦っていきたいです」と、大きな野望を掲げた。

☆この大会の対戦カード、スケジュール、チケット情報など詳細

▶︎次ページは【動画】石井慧vs実方宏介の煽り映像=ミルコと石井の練習風景も収録

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