野杁正明、安保瑠輝也戦は「興味ないけど、K-1から言われたらOK」見据える6月のビッグマッチ
4月3日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館で開催された『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5~』のウェルター級スーパーファイト(3分3R・延長1R)で第8代Krushウェルター級王者・加藤虎於奈(26=TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)を2R KOした、現K-1ウェルター級王者・野杁正明(28=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が一夜明け会見に出席した。
【動画】野杁正明のパンチが加藤虎於奈のアゴを打ち抜く瞬間(スロー映像)
昨年9月のウェルター級王座決定トーナメントで3連続KO勝利で2階級制覇を達成した野杁。王者としての初陣で、鋭い三日月蹴りや左右のローキック、ガードの隙間を突くパンチで加藤を圧倒。2Rに最後は左ボディから左アッパー1撃でダウンを奪い、TKO勝利を収めた。
野杁にとって、この試合は絶対に負けられない理由があった。「3人目を妻が妊娠していたが、天国に行っちゃったので、天国で見守ってくれていたので勝ちをプレゼントしたかった」とその心境を明かす。
圧倒的な実力差で勝利した野杁は「練習でやってきたことを試しながら試合をしていました」との言葉通り、自身の動きを確認しつつ確実に加藤を追い詰めていった。まだ試合に出していない技もあるという。
前の会見に登場した安保瑠輝也は、改めて野杁との対戦をアピールした上で「ある種逃げている部分があるんじゃないか」などと敵意をむき出しにしていた。それを聞いた野杁は「別にイライラもしないですし、やりたいなら僕は逃げるつもりもない。正直、日本人には興味はないですけど、K-1から次の挑戦者が安保瑠輝也と言われたらOKします」とコメント。
昨日の試合後には、6月のメガイベントについて「僕は本当に誰でもいいので決まった相手、名前を挙げるなら、SBの海人選手がずっと僕の名前を出してくれている。誰でも受けて立ちます」と語っていた。
「向こうがずっと言ってくれているので、それに応えるのもありなのかなと。その選手に拘っているわけではないですが、70kgでONEなどは、トップ選手が集まっている。そこに通用する選手は僕と海人選手くらいだと思うので、逆に6月に外国人選手を呼べるのであれば、海外の選手と戦うのも面白いと思いますし、逆にずっとラブコール受けているので、海人選手と戦うのも面白いと思うので、そこは流れに任せようかな」と語る。
海人については「強いと思いますよ。実績を残していますし。本来70kgじゃないと思いますが、上げていろんな団体に挑戦しているというのはリスペクトしている」と高い評価をしていた。
海外強豪選手との戦いを見据える野杁にとって、19年に惜しくも判定負けしたジョーダン・ピケオーとの再戦は避けては通れない部分もある。「やってくれという声は多い。リベンジしないといけない選手の1人。世界で戦っていきたいので、ピケオーに拘っているわけではないけど、話があれば再戦したいし、海外で活躍している選手とやっていきたい」とピケオーを含む、世界クラスの選手との激突を見据えた。
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