【K-1】サッタリ、無差別級T制覇も-90kgにフォーカス「誰と戦っても勝てる」次の標的はカリミアンか
4月3日(日)国立代々木競技場 第一体育館で開催された『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5~』の一夜明け会見が、4月4日(月)都内にて行われ、昨日の無差別級トーナメントを制したマハムード・サッタリ(イラン/TEAM ŌTA/ICF)が出席した。
サッタリは、85.2kgと同トーナメントでは最軽量ながら、スピードと圧倒的な破壊力で、1回戦は元K-1王者のK-Jeeを1R KO、準決勝では京太郎を判定で下し決勝に進出。決勝では谷川聖哉との3度目の対戦で、貫録のKO勝利。プロ戦績を19戦19勝(11KO)とし、文句無しの結果を見せつけた。
【フォト】無差別級トーナメントのダウンシーン連続写真など(全9枚)
サッタリは「K-Jee選手は元チャンピオンということもあり強い選手でした。ただ、過去の試合を見て分析したので、彼がどのような戦いをして来るのか把握しての試合でした」「京太郎選手はボクシングチャンピオンということでとても強い選手でしたが、終始試合をコントロール出来ました」「谷川選手は、試合前にしっかりプランを練って、チャンスが来るまでは自分が行きすぎないというプランでした。それを実行出来ました」とそれぞれ試合を振り返る。
85.2kgの体重で、100kg超の選手もいる無差別級トーナメント制覇を成し遂げられた要因を聞かれると「サイズやパワー、スピードが劣っている劣っていないは関係ない。大事なのはしっかり頭を使って、戦略を練っていく。そのために厳しいトレーニングをして分析しました」と緻密な戦略があったことを明かす。
今後については、6月の武尊vs天心戦のイベント出場をアピール。「こうして自分はトーナメントを勝ち抜き、Krushのベルトも持っているので、K-1の代表として6月の大会に出られるように準備をしていきたい」とコメントした。
現在、K-1には無差別級のベルトは設立されていない状況。クルーザー級(‐90kg)王者はシナ・カリミアン、ヘビー級(‐100kg)王者にはロエル・マナートが居る。
「自分が来日した理由はK-1のベルトを獲るためです。いつでもいいのでK-1の方でチャンスをくれるのであれば、K-1のベルトは必ず獲りたい。今の自分はヘビー級で戦う選手ではないので、まずは自分の階級であるクルーザー級にフォーカスしたい。自分自身、誰と戦っても勝てる自信は持っています」などと思いを語った。
クルーザー級で戦うことを見据えるサッタリにとって、次の標的はシナ・カリミアンか。サッタリは以前のインタビューで、同郷のカリミアンについて「存在は知っていますが、直接な関わりがあるわけではありません」としている。
また、トーナメント制覇後、K-1のヘビー級レジェンドのピーター・アーツから祝福を受けたことに関しては「もちろん最高の気分でした。こうしてK-1のレジェンドであるピーター・アーツさんから、ウイニングローレルを貰えたことは、次の自分の試合に向けてのモチベーションに繋がります」と喜んでいた。
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