【RIZIN】極真世界王者・上田幹雄「目標は大山総裁、髙阪剛を破って地上最強を目指す」＝4.17

2022/04/15（金）UP
（最終更新：2022/04/17 12:39）

　4月17日（日）東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナにて開催される『RIZIN 35』にて髙阪剛（ALLIANCE）とヘビー級（120kg）戦で対戦する、極真世界王者・上田幹雄（フリー）が個別インタビューに応じた。

　上田は2019年に開催された第12回世界大会優勝者で、昨年8月31日をもって国際空手道連盟極真会館（松井章奎館長）を退会し、MMA挑戦を表明していた。BRAVEジムで練習を重ね、今回が待望のMMAデビューとなる。

【フォト＆動画】上田幹雄が鋭い空手技で技ありを重ねる瞬間＆公開練習で見せた鋭い蹴り技

　いよいよ2日後に待望のMMAデビュー戦を迎える上田は空手道着姿で登場し、「世界大会前より追い込んできましたので、自信に満ち溢れています」と答えた。練習はBRAVEジムだけではなく、パンチは大橋ボクシングジム、フィジカルは知人のプロボディビルダー、キックボクシングはK-1無差別級王者のマハムード・サッタリ、グラップリングはイゴール・タナベに教わるなど、天才空手家が英才教育を受ける万全の態勢が整っていたようだ。しかも練習は、一日3回も行っていたという。

　大きな期待がかかる今回のMMAデビュー戦だが、空手家の最大の武器について上田は「心技体で分けるならば、心の部分で空手は挑戦してきた歴史があります。冬に滝浴びをしたり、百人組手にも挑戦しました。体では打たれ強さがあると思います。技は極真の先輩方がK-1やPRIDE、ムエタイなどで魅了していったような蹴り技がありますので、そうした武器で勝ち上がっていきたいですね」とコメントした。

　MMAファイターの中で目標にする選手はいないというが、「自分は大山倍達総裁を尊敬して強さを求めてきました。理想はオールラウンダーですね。立ち技だけではなく、寝技もできる。そんな選手になりたいです」と上田。髙阪との試合は「胸を借りるつもりでいますが、結果を求められると思うので、感謝と尊敬を込めてしっかりと倒して、『ヘビー級は上田がいるから大丈夫』と言っていただきたいです」と理想論を語った。

　髙阪は「ド突き合いたい」と語っていたため、「突きと蹴りの攻防になればいいですね」と上田。極真世界王者の蹴りが、髙阪に引導を渡すことになるのか注目が集まる。

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