【RIZIN】極真世界王者・上田幹雄、髙阪剛相手のMMAデビュー戦に「空手技は全て出せる」と自信! K-1ヘビー級優勝サッタリと練習も
4月17日(日)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナにて開催される『RIZIN 35』。ヘビー級(120kg)戦で髙阪剛(ALLIANCE)と対戦する、極真世界王者・上田幹雄(フリー)が公開練習を行った。
上田は2019年に開催された第12回世界大会優勝者で、昨年8月31日をもって国際空手道連盟極真会館(松井章奎館長)を退会し、MMA挑戦を表明していた。BRAVEジムで練習を重ね、今回が待望のMMAデビューとなる。
対する”世界のTK”こと髙阪は、リングス、PRIDE、UFC、パンクラス、そしてRIZINとメジャー団体を渡り歩き、エメリヤーエンコ・ヒョードル、ミルコ・クロコップ、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、マーク・ハントといった世界のヘビー級強豪選手と戦ってきた。今回が引退試合となる。
上田は公開練習でサンドバッグ打ちを披露。フルコンタクト空手の打ち合いよりも遠い間合いからの、ステップインしてのストレート、さらにロングレンジのハイキック、後ろ回し蹴りなど迫力の大技を披露した。
練習後の囲みで上田は、今回の作戦について「寝かされないこと。とにかく立ち技に特化し、決めていきたい」と20年間培った空手の打撃で決めたいとする。
期待の空手技については「出せない技はなく、全て出せる」と自信を持ちつつも「MMA中でどうやって出せるかは試合の中でしかわからない。空手時代も試合中の感覚で、場面場面で技を出してきた。(空手技は)咄嗟の場面で自然に出す」と”実践”の中から掴み取ると言う。
空手の稽古も「MMAをやっているからと言って離れることは無い。基本稽古や移動稽古もやっている」と現在も稽古から離れてはいない。
フルコンタクト空手の試合では顔面へのパンチは禁止となっているが、その対応にも余念はない。上田は「防御的な部分で癒えば、大橋ボクシングジムで習わせていただいたり、一昨日K-1で優勝したサッタリ選手と週一回スパーリングをやったりしていて、怖さはない」と、既に慣れているようだ。
自身も警戒しているグラウンドについては「レスリングを週3くらいでやっている」とメイン練習場所であり、レスリングに強いBRAVEジムの環境を最大限に生かしている。
共に練習し、同大会にも出場する芦田崇宏も「日に日に手に負えなくなっている」と舌を巻く。
やはり同大会に出場し、練習を共にする武田光司も「最初は組みでは自分が圧倒していたが、個々の一つ一つの展開を覚えてきて、僕が対応しても上田さんもついてくる」と吸収の速さを褒める。
上田は自身の空手家としてのMMAでのアドバンテージとして「真っすぐな蹴り。前蹴りや内廻し蹴り、三日月蹴り。回転系では後ろ蹴りや後ろ廻し蹴り」と直線系の長い距離の蹴りを挙げる。また「オーソドックスでもサウスポーでもしっかり構えられる」と空手家ならではの両構えも、自身の武器だとした。
会場はRIZIN初となる武蔵野の森総合スポーツプラザで、極真会館では東京体育館改修中などに、世界大会などの会場として使っていた。上田は「武蔵野は、一回も負けたことが無い場所。会場的にもめちゃめちゃ良い」と相性の良い場所だと笑う。
最後に「20年練習してきた、空手の技のクオリティを見て欲しい」と意気込んだ上田。レジェンド越えを果たし、白星発進することが出来るか。
▶次ページ:【動画】上田幹雄が鋭い空手技で技ありを重ねる瞬間
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