【RIZIN】有終の美を飾った髙阪剛、フィニッシュは無意識に出た「自分は一生格闘家、強さを追求する」=試合後インタビュー
4月17日(日)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで開催された『RIZIN.35』の第7試合で、“極真世界王者”上田幹雄(BRAVE)をTKOで下し、引退試合を勝利で飾った、髙阪剛(ALLIANCE)が試合後インタビューに応じた。
序盤に上田の蹴りを被弾しながらも、冷静に相手の様子を伺い、右フックからのパウンドで勝利した髙阪。「もちろんKOで勝てたことは嬉しいけど、終わってしまうのかという気持ちの方が強い」と率直な感想を語る。
フィニッシュの右フックからのパウンドについては、長年のキャリアから無意識的に出た技。追撃のパウンドが素早かったことについては「倒し切るイメージが反応してくれたなと思います」という。
エメリヤーエンコ・ヒョードル、ミルコ・クロコップ、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、マーク・ハントといった世界のヘビー級強豪選手と戦ってきた髙阪。「自分は戦績的には負けが多かったけどそこから学んだことはあって、気持ちを立て直して強い意志を持たせてくれたのは、本当に強い連中と体を合わせたことだと思うし、もしかしたらああいう連中と戦ってきた自信が体の奥底にあったからKOに結びついたのかもしれない」との言葉通り、数々の激闘の経験が髙阪の引退試合の勝利を支えた。
まだ格闘技の試合をしたいかと聞かれると「それはないですけど、四半世紀に渡ってこういうことをやってきていたので、終わってしまうのかと。自分で決めたのですが、そういう気持ちがあります。どうやったら強くなるのかとかは今後やる必要がないわけですが、自分は一生格闘家でありたいし、強さを追及することはやっていきたいし、これをどうやって残せるのかというところに力を注いでいきたい」と話す。
対戦した上田については「すごいポテンシャルを持った選手。蹴りもそうだし、動きや身のこなしが凄いと思いましたし、どこかで嬉しい気持ちがありました。ようやく日本人のヘビー級が扉開いてくれたなという感じはありました」と高評価。上田には、未来のヘビー級の担う存在としての可能性を感じた。
今後の活動については「ウチの道場生を強くしていきたい。後はヘビー級というカテゴリを発展させていきたい。具体的にはまだ分からないですが、何か力になれることがあればいいなと思いますね」とコメント。
最後に、今後の日本のMMAにメッセージを求められると「世界に目を向けてほしい。国内同士の凌ぎ合いやレベルアップは必要だけど、海外に練習に行くとかでもいいと思うし、(海外に目を向ければ)日本の格闘技はレベルアップすると思う」と語った。引退後の髙阪の活動に注目したい。
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