【DEEP JEWELS】中井りん、2連続一本の完全優勝の裏に「ケガがあった」と証言、佐伯代表「UFCから声がかかってほしい」と期待かける=5.8試合後コメント
5月8日(日)に開催された女子MMA(総合格闘技)イベント『DEEP JEWELS 37』のDEEP JEWELSフライ級(56.7kg)トーナメントで優勝した中井りん(修斗道場四国)が、試合後のインタビューに応じた。
中井は、準決勝でTe-a (AACC)を腕十字で破り、決勝では杉山しずか(リバーサルジム新宿Me,We)を同じ技で2連続一本勝ちを収めて完全優勝をはたした。
フライ級のベルトを腰に巻いた後、リング上で「これからはJEWELSに恩返しをしたいと思います。UFCに出られるかというのもありますが、どこまで結果を残せるかがかかっていると思います」とUFCに再挑戦する意思を表明した。
ベルトを片手にインタビューに応じた中井は、「絶対に勝たないといけないという思いから、固くなってしまいました」とガチガチだったことを反省した。それでも準決勝のTe-a戦は、2Rにしっかりと腕十字を極めての一本勝ち。完勝ともいえる内容だったが、スタンドの打撃を封印してグラップリング勝負をする作戦を立てていたという。
その理由は、「じつは大会の1カ月前にケガをしてしまったんです。ケガの箇所は言えませんが、打撃を捨ててテイクダウン勝負をするようにしていました」と明かした。たしかに試合を振り返ってみても、ジャブを軽く出した以外は打撃をほとんど使っていない。決勝の杉山戦も、相手の打撃をもらいそうになる場面もあったが、すぐに寝技へ引き込んで勝負を決めた。
もちろん、杉山やTe-aもどこかケガをしていた可能性はあるものの、その状態で勝ってしまうのだから、やはり中井の実力が抜けていたと思わざるを得ない。
決勝で対戦した杉山に対しては、「ハートが伝わってきた」と印象を語った中井は、「これまで女子格闘技やJEWELSを引っ張ってきた同期ともいえる一人。いつかやると思っていた」と感慨深い思いがあったという。
DEEPの佐伯繫代表も囲み取材で「中井選手と杉山選手の2人の試合は、簡単には語れないほど深い思いがあります。女子格闘技の夢の対決の一つでしたが、ようやく実現したという感じですね。これで終わりなのか、始まりなのかは分かりませんが、今後の活躍に期待しています」とコメントした。
中井は、今後についてあらためてUFC挑戦を表明。佐伯代表は、「僕らは選手がUFCやRIZINに出たいと言ってきたら、止めることはありません。中井選手には、ぜひUFCから声がかかってほしいですね」と応援する立場を貫くという。
DEEP JEWELSフライ級王者として、世界の舞台で活躍する中井りんの勇姿に期待が高まってきている。
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