2022/05/10（火）UP
（最終更新：2022/05/10 23:48）

vs世界の対抗戦に挑む高梨（左）と山田（右）

　6月25日（土）東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるK-1初の女子大会『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ～RING OF VENUS～』の対戦カード発表記者会見が、5月10日（火）都内にて行われた。
　日本vs世界・3対3の対抗戦として［女子ミニマム級ワンマッチ］で、高梨knuckle美穂（28※試合時は29＝Y’ZD GYM）vsエリヴァン・バルト（21＝トルコ）、［女子アトム級ワンマッチ］で山田真子（27※試合時は28＝KINGS）vsマリーヌ・ビゲイ（27＝フランス）のカードが決まった。

【動画】高梨と対戦するバルトがハイキックで失神KO！相手は硬直したまま倒れる

強打が武器の高梨（右）

　高梨はこれまで破壊力のあるパンチを武器に10戦無敗の好戦績を誇る。Krushでは1階級下のタイトル獲得経験も持つ。19年にタイのパヤーフォンと戦って以来の国際戦となる。

　対するバルトはトルコの選手で、キャリアは浅いがアマチュアムエタイ、ボクシングで豊富な実績がある。ハイキックで失神KOし、硬直したまま相手が倒れる映像で話題になった選手だ。

　高梨は「ハイキックでKOで倒した試合、あんまり凄いなとは思わなくて動きも雑かなと思ったのでいけるなと思いました。負けたらこの先はないと思っているので必ず倒して勝ちます」と強気な勝利宣言。様々な選手が女子大会に出場する中、「1番派手な倒し方で1番目立ちたい」と言い切る。

会見に出席した高梨

　相手も高梨もパンチが得意な選手。それについては「パンチだけでなくて蹴りにも自信はついてきた。向こうはパンチで来ると思っているのかもしれないですけど、どんな技でも倒せるというのを見せたいです」と予告。パンチで打ち合うシーンが目立つ高梨だが、蹴り技で相手を翻弄するシーンが見れるかもしれない。

　会見に欠席したバルトからはコメントが届いており、「K-1で試合をすること、日本で試合することは夢だった。無敗の強い選手だが、私の動きにはついてこれないと思う。初めての敗北を味わうことになるだろう」と、自信満々だった。

意気込みを語る山田

　山田は、10年5月にキックボクサーとしてプロデビューすると、16歳の若さでタイトルを獲得。12年にはプロボクシングに転向。14年2月にWBO女子世界ミニフライ級王者となった。その後、19年11月のKrushで復帰し、K-1グループでは4勝1敗の戦績を収めている。これまでの黒星は昨年3月のMIO戦のみ。

　対するビゲイは、豊富なアマチュアキャリアを誇り、フランスの格闘技イベントGFCTを主戦場に活躍する。サウスポーから繰り出す左ストレート・左ミドルを武器とするアグレッシブなムエタイスタイル。戦績は、3戦3勝(0KO)と無敗だ。

今回はパンチ以外の技術も見せてくれるのか、山田（右）

　山田は「（相手の）動画を見たんですが、問題なく勝てるんじゃないかなと思っています。自分自身が微妙な試合が続いているので、良い勝ち方してベルトに近づこうかなと思っています。女やけんと言って、現場仕事でも舐められるんですけど、女性の方も自分の試合を見てパワーをもらってくれる大会にしたい」とこの試合にかける思いを語る。

　ムエタイ選手かつ、サウスポーの相手への対策は実施中。「パンチだけじゃないったいってところを見せてやります。倒すか倒されるかの試合、1Rからバチバチに行きます」と、博多弁で力強く意気込んだ。

＜対戦決定カード＞
▼日本vs世界・3対3/女子ミニマム級/3分3R・延長1R
高梨knuckle美穂（Y’ZD GYM）
vs
エリヴァン・バルト（トルコ）

▼日本vs世界・3対3/女子アトム級/3分3R・延長1R
山田真子（KINGS）
vs
マリーヌ・ビゲイ（27＝フランス）

対抗戦＝☆SAHO☆が初の国際戦【会見レポートはこちら】

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