秋山成勲とボビー・オロゴンがガチスパー、ボビーが抜群のパワーで秋山苦戦、鼻血も
ONEを主戦場にする秋山成勲と昨年RIZINに参戦したボビー・オロゴンがガチスパーリングが昨夜17日、秋山の公式YouTubeチャンネルで公開された。
ボビーが秋山の練習するジムを訪ねた。スパー前の会話では秋山が3月の青木真也戦で13kgの減量がきつかったこと、ボビーの年齢がパスポート上56歳でシワひとつない顔から逆サバの年齢詐称疑惑など盛り上がった。
しかし、一転、スパーでは互いに譲らぬスパーを繰り広げ、ボビーはしなやかさとパワーで秋山を攻めた。
「Dynamite!!で会ったから15年ぶりか」秋山はボビーに話しかけた。ボビーは2007年大みそかのDynamite!!が最後。そこに秋山も参戦していたから2人は約15年ぶりの再会になる。
ボビーはせっかく来たからスパーリングをしたいと申し出た「誰もやってくれないの、東京」という。秋山は「でかいからだよ。ボビー相手できる人間少ないよ、多分」と語る。現在ボビーは95kg。身長は185cmの長身だ。試合のオファーも来ているという。
その申し出を受けた秋山、スパーはジャブの差し合いから徐々に本気になるボビー。ボビーは100%のパワー出そうかなとスパー前に発言したとおり、パワーを出し始める。組み合いから秋山を倒しグラウンドではボビーのペースに。サイドポジションからバックチョークなどを見せる。秋山は立とうとすると、ボビーは再び秋山を座らせ上になる。当初、様子を見て手加減していた秋山は意外な展開だっただろう。
1R終了後、秋山は「パワー強いよ、重いね。試合に出れるよ」とボビーを褒める。ボビーはこのスパーに「いいねぇ、楽しいですね」と笑顔。
2R、再び打撃から組つきテウクダウンするボビー。そこから立とうとする秋山、その激しい攻防の中で秋山が鼻血を出す。スパーは一時中断。
ボビーは「パンチ見えてるの」と挑発。そしてパンチを打つボビーに秋山はカーフキックを連打。ボビーの動きが止まると秋山は組み付いて払腰で投げグラウンドでペースを握り始める。秋山はマウントを取り、上からパンチを落とすなど優勢に。しかしラスト10秒で立ち上がったボビーが攻めに転じたところで終了。
スパーリングを終えたボビーは「貰うたびにスイッチ入った(カーフキックは)効いた」と振り返る。秋山は「(試合に)まだまだ出てほしい。もっと出来ないと思ったけど、やってるねぇ」と言うとボビーは「元々グラバカ(寝技主体のMMAジム)行ってた分、多少ね。だって寝技やってなかったら持っていかれるでしょう。(秋山に)血を出すから心配しちゃったよ」というと秋山は「たまにあるじゃん」と気にしていない様子だった。
視聴者からはボビーの強さ、元々のフィジカルや体の柔らかさを称えるコメントが多かった。昨年11月のRIZINではレスリング全日本グレコローマン96kg級3連覇の北村克哉にバックチョークで一本勝ち。秋山が言うように、再びボビーがリングに上がるところを期待したいところだ。
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