2022/05/21（土）UP
（最終更新：2022/05/21 12:05）

王者・大原樹理（左）が石塚雄馬（右）を迎えて防衛戦（C）DEEP

　7月10日（日）に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催される総合格闘技イベント『skyticket Presents DEEP 108 IMPACT』の対戦カードが発表された。

　DEEPライト級タイトルマッチ5分3Rで、王者・大原樹理（KIBA マーシャルアーツクラブ）が石塚雄馬（AACC）を迎えて、防衛戦に挑む。

長い手足から繰り出す打撃が武器の大原（右）

　大原は、50戦以上のキャリアを持ち、32勝（18KO）と高い決定率を誇る。20年にはRIZINに活躍の場を広げ、矢地祐介に判定勝ち。21年にはDEEPの王座を戴冠するなど、19年の武田光司戦での敗北以来、7連勝と絶好調だ。

　対する石塚は、パンクラスやDEEP、ZSTなど様々なリングで戦い、その後戦線から離れていたが、20年に7年ぶりに復帰。その後は、佐々木大、ケンヤスキーらと戦い、今年2月には元修斗世界王者の川名TENCHO雄生を剛腕パンチでKOして、挑戦者に抜擢された。

北岡悟（左）と上迫博仁（右）が対戦する（Ｃ）DEEP

　また、同階級の5分2Rワンマッチでは、ベテランの北岡悟（パンクラスイズム横浜）が参戦し、上迫博仁（NICE BAD GYM）と激突する。

　北岡は09年に五味隆典から一本勝ちで初代戦極ライト級王座を、また13年4月にはDEEPライト級王座を獲得し4度の防衛に成功するなど輝かしい戦績を誇る国内ライト級のトップファイター。しかし、昨年2月の大原樹理戦、10月の鈴木琢仁戦といずれも敗戦し、苦しい時期が続いている。

北岡は再起戦を勝利で飾れるか

　対する上迫は空手、柔道、レスリングと多彩なバックボーンを持ち、過去にDEEP8連勝、UFC出場権を争う『ROAD TO UFC JAPANトーナメント』のメンバーにも選出された実力者。19年にはRIZINに初参戦、その後はライト級GPに参戦したが、ルイス・グスタボにKO負け。続く大晦日には矢地祐介に逆転KO負け、20年10月にはパンクラスで松本光史に判定負けし、3連敗中だ。

中村大介（左）が初参戦のユータ＆ロック（右）と対戦する（C）DEEＰ

　さらに、フェザー級5分3Rでは、中村大介（夕月堂本舗）がDEEP初参戦のユータ＆ロック（秋本道場 jungle junction）と対戦する。

　中村は鋭い打撃と腕十字を得意技とし、50戦近くの戦績を持つ大ベテラン。国内ライト級トップクラスで活躍し、所英男や郷野聡寛に勝利を収め、12年にはプロ10年目にしてDEEPライト級王座を獲得。16年からMMAのリングを離れ、グラップリング大会のQUINTETに参戦していた。

現在のRIZIN王者・牛久（左）に蹴りを放つ中村（右）

　昨年9月に強打者・長倉立尚を右ストレートでKOに降し、4年ぶりにMMA復活。21年2月には、フェザー級王者の牛久絢太郎にノンタイトル戦でTKO勝ちし、続く7月にはタイトルを賭け、牛久と再戦したが判定負け。今年は1勝1敗の戦績だ。

　対するユータは、12年には修斗の舞台で開催された『新人王決定トーナメント準決勝』で斎藤裕に判定勝利、18年8月のパンクラスでは、後にRIZIN＆DEEPフェザー級王者となる牛久絢太郎に勝利し、19年7月にはバンタム級王者の中島太一にも判定勝利するなど、実力を見せている。今回が約3年ぶりの復帰戦となる。

＜対戦決定カード＞
▼DEEP ライト級タイトルマッチ 5分 3R
大原樹里（KIBA マーシャルアーツクラブ/王者）
vs
石塚雄馬（AACC/挑戦者）

▼DEEP ライト級 5分 3R
北岡悟（パンクラスイズム横浜）
vs
上迫博仁（NICE BAD GYM）

▼DEEP フェザー級 5分 3R
中村大介（夕月堂本舗）
vs
ユータ&ロック（秋本道場 jungle junction）

▼DEEP メガトン級 5 分 3R
酒井リョウ（レンジャージム）
vs
赤沢幸典（Tristar Gym）

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