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【ボクシング】王者デービス、”居合抜き”のようなKO勝利に”クレイジー”と自身も驚く、ロメロは再戦を要求

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2022/05/30(月)UP

王者デービスが居合抜きのような一瞬の早業でロメロにTKO勝利した(Getty)

 5月28日(日本時間29日)米ニューヨークにてWBAライト級レギュラー王者ガーボンタ・デービス(27=米)が衝撃的なTKO勝利で同級1位ローランド・ロメロ(26=米)を下し3度目の防衛に成功した。
 デービスのロープに追い詰められてからの一瞬のKO劇と足捌きはまるで”居合抜き”のような早業で、ロメロはロープに突っ込んで倒れた。これには勝った本人も驚いたようだ。

【動画】この”居合抜き”KOの瞬間!これに似たパッキャオの衝撃KO負けシーンも

 デービスは「クレイジーなのは、僕はそれほど強く打ってなかったということだ。彼はただ突っ込んできたんだ。パッキャオが捕まったときと同じようなものだ」と語る。
 2012年の4度目の対戦でマニー・パッキャオがファン・マヌエル・マルケスにノックアウト負けを喫したときを例に出した。勢いよく出るパッキャオにカウンターの右が入り、パッキャオは前のめりに失神、その結末も6ラウンドに起こっている。

 ロメロは試合後の会見で、再戦を要求、デービスは恐怖で逃げ回っていたとし、負けたのは、ただいいのをもらってしまったと、作戦ミスを含め語った。
 試合は1Rからアグレッシブに攻めたのはロメロだった。ロメロの連打でデービスを度々追い込んだが、デービスもところどころで狙いすました単発の左をヒットさせていた。

 そして6ラウンド、前に出るロメロ、下がりながら様子を伺うデービスだったが、ロープを背にしたデービスに再びロメロが連打へ、そこにデービスの左フックがカウンターでヒット!パンチをヒットさせながら足捌きでサイドに回り込むと、被弾したロメロは前のめりに真っ直ぐロープに突っ込みダウン!カウント8で立ち上がるが足がおぼつかず、レフェリーがストップ、6回2分39秒、TKOでデービスが3度目の防衛に成功した。

【選手データ】
・ガーボンタ・デービス(26=米国) 身長:166cm、リーチ:171cm、構え:左、戦績27勝(25KO)無敗、KO率:92.59%、主な戦績:現WBA世界ライト級レギュラー王者/元WBA世界スーパーライト級レギュラー王者、元IBF世界スーパーフェザー級王者、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者

▶︎次のページは【フォト&動画】一瞬の”居合抜き”KOの瞬間

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