【ボクシング】コルディナが尾川を一撃KO!”今年1番”と主催ハーン氏絶賛、早くも統一戦が浮上
6月4日(日本時間5日)、英国ウェールズ・カーディフにて[IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ]が行われ、初防衛戦に臨んだ王者・尾川堅一(34=帝拳)は、同級3位ジョー・コルディナ(30=英)に2ラウンド、1分15秒、強烈な右ストレート一撃でKO負けを喫し王座陥落した。
尾川は立ち上がろうとするも、ふらついて倒れ込んだため、レフェリーは試合を止めた。打たれ強い尾川が2回にまさかの大の字ダウン。これまでプロ戦績で12年に1度TKO負けはあったが、そのときはアゴを骨折しても戦い続け、途中レフェリーに止められた内容だった。
このKOに主催のマッチルーム、エディー・ハーン氏は試合後「今年、あるいは10年に一度のKO」と”KOオブザイヤー”候補だと語った。そしてWBC・WBO同級王者シャクール・スティーブンソン(24=米)との統一戦の候補となった。ハーンは下馬評ではコルディナ不利の声も多かったが世界に向け大きくアピールしたとし、「シャクール・スティーブンソンは信じられないほどの才能を持っているが、コルディナが無敵と言われるためには、このようなレベルの夢を持たなければならない」とスティーブンソンを倒し、文句のない強さを身につけて欲しいと語った。
勝利したコルディナはアマで16年のリオ五輪準々決勝まで進出、17年からプロデビューし、今回の勝利で15勝9KO無敗とした。
統一戦の話となった2団体王者のスティーブンソンは2階級制覇王者でもあり18勝9KO無敗。リオ五輪銀。実現すれば英米の無敗同士オリンピアン対決となる。
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