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【THE MATCH】武尊、サウスポー対策を伝授された井上尚弥に続くか? スパーリング公開で”近距離の右”を披露

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2022/06/08(水)UP

武尊はジャブで崩して得意の右フックを当てるイメージか?(c)K-1

 6月19日開催の『THE MATCH 2022』で那須川天心(23=TARGET/Cygames)との世紀の一戦を控えるK-1スーパー・フェザー級王者の武尊(30=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)のスパーリング映像が公開された。昨日は、井上尚弥が3団体統一王者になったばかりだが、今年に入り、サウスポー対策を井上に伝授された武尊もそれに続きたいところだ。

【フォト】井上尚弥と武尊のショートの打ち下ろし右、武尊のスパーリング動画も

 武尊の貴重なスパーリングの様子は、同イベントの全試合を独占生中継するABEMAの『格闘CH公式YouTubeチャンネル』にて配信されたもの。武尊は、仮想天心としてサウスポーに構えるスパーリングパートナーの桝本翔也を終始圧倒した。

井上尚弥と武尊がバキバキ2ショット=今年1月6日に武尊のインスタにアップ(@k1takeruより)

 スパーリングの様子は1カ月前の映像だったが、すでに戦闘モードに入っているようで口数が少なくピリピリしたムードが伝わってくる。スパーリングはパンチのみのボクシングスパー。
 桝本がサウスポーに構えると、鋭いジャブを入れながら圧力をかけていく。ジャブで右に崩させておいて、近距離の右をヒットさせる。奇しくも、井上尚弥も昨日、強烈なジャブでドネアを攻め右のショートストレートで最初のダウンを奪った。これが決定打となったが、武尊は井上とは交流があり、大橋ジムで度々練習していると伝わるため、井上のエッセンスがプラスされている可能性もある。

 桝本の右をガードしてから打ち合いに持ち込み、左ストレートに右フックのカウンターを入れる場面も。桝本は「プレッシャーが凄く強くて、下がる一方でした。一発もらうと、何発ももらってしまいました」とあまりの強さに驚いていた。桝本は芦澤竜誠や朝久裕貴から勝利を収めているフェザー級の選手でスピードがあるものの、さすがに武尊との差を感じたようだ。

 武尊は天心戦へ向けて、「パワーは僕の方があるので、あとはスピードをつければ負けるところがなくなる」と語っており、過酷な減量でスピードを手に入れれば、死角がなくなる可能性はある。

 武尊が所属する KRESTジムの渡辺雅和代表は、「反応がいいので、あとは強く打たせない僕が調整しています。(拳を)痛めないように6割くらいでやらせています」と唯一のケガへの不安もケアしていると明かした。

 また武尊は、今年2月の公開練習で井上尚弥と練習したことを明かしており、サウスポー対策に向け何パターンか教えてもらったところ「結構戦いやすくなった。的確なアドバイスをいただけました」と天心対策へのヒントをもらったと語った。

 昨日の井上の試合を見て、武尊は何を感じたのか。まだSNSは更新されていないが、刺激をもらったのは間違いないだろう。テレビ放映中止でネガティブな話題に振り回された武尊だが、完全にスイッチが入ったと見ていい。

▶次ページは、【動画】武尊の鋭いジャブから右フックが入る場面

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