元WBO世界王者・伊藤雅雪が引退表明「また僕なりのチャンピオンを目指す」
プロボクシング元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪(31=横浜光)が28日、自身のSNSで現役引退を発表した。
「プロボクサー伊藤雅雪は本日7月28日をもって引退させて頂きます。7月28日は、四年前に世界チャンピオンになって人生が変わった日。そして本日は大安と、新たな出発にはとても縁起の良い日だと思い本日発表させて頂きました」
18年7月28日、ワシル・ロマチェンコが返上したタイトル「WBO世界スーパーフェザー級王座」をかけ、アメリカのフロリダ州キシミーにて当時同級2位だった伊藤は、同級1位の23戦無敗クリストファー・ディアス(23=プエルトリコ)にダウンを奪う判定勝利で新チャンピオンに輝いた。
アメリカで世界タイトルを獲得したのは日本人では37年ぶりの快挙となった。しかし19年5月の2度目の防衛戦でWBO同級9位のジャメル・ヘリング(アメリカ)に判定負けし王座陥落。同年9月にTKO勝利で再起するも、次戦(20年2月)は肩の怪我でが中止に。以降1勝1敗を重ね挑んだ今年4月9日の東洋太平洋、WBOアジア・パシフィックライト級タイトルマッチで王者・吉野修一郎(三迫)に11回負傷判定負け。それが最後の試合となった。
伊藤は「これからはプロボクサーではないですが、一生 伊藤雅之であり、伊藤雅雪でもあると思っています。ボクシングが僕の人生を変えてくれました。必ずその「ボクシング」に少しでも貢献できるよう、そしてまた1人の男として僕なりのチャンピオンを目指して頑張っていこうと思います」と本名とリングネームを交え、プロボクサーとして最後のメッセージをつづった。そして新たな道へと進む。
伊藤はジム入門から7カ月、駒澤大学在学中の2009年5月26日にプロデビュー、OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座(防衛4=返上)、WBOアジア太平洋スーパーフェザー級王座(防衛1=返上)を経て18年7月WBO世界スーパーフェザー級王座(防衛1)に。戦績は31勝27勝(15KO)3敗1分。
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