2022/09/06（火）UP
（最終更新：2022/09/06 22:56）

パンチを放つ稲井良弥（2021年11月）

　9月25日（日）にテクスピア大阪で開催される『DEEP☆KICK 63』の全試合順が決定した。
　メインイベントは[DEEP☆KICK-70kgタイトルマッチ]で、稲井良弥（TARGET）が進撃の祐基（京都亀岡キックボクシングジム）を迎え防衛戦を行う。

【動画】稲井良弥がRISEでダウン奪い判定勝利

　稲井は昨年11月に当時-70kg王者の籔中謙佑をTKOで下し、プロ無敗のまま第4代同級王座を獲得。今年からはRISEにも出場している。前戦は5月のRISEで中野椋太にKO負けしプロ初黒星を喫した。8戦7勝（5KO）1敗と高いKO率を誇る。

-70kg次期挑戦者・進撃の祐基（2022年7月）

　対する祐基は、長身から繰り出される打ち下ろしのストレートと上段のヒザ蹴りを持ち、今年7月の[DEEP☆KICK-70kg挑戦者決定トーナメント決勝]で勝利し稲井への挑戦権を手に入れた。共に身長180cmを超える2名による重厚なタイトルマッチに期待が持たれそうだ。

　ダブルセミファイナルでは[-57.5kg]、[-65kg]の2階級で挑戦者決定トーナメント決勝戦が行われる。

『DEEP☆KICK 63』

　第2代王者の宮崎就斗との対戦を目指す[DEEP☆KICK-57.5kg挑戦者決定トーナメント決勝]で、藤井海人（EXARES）とKING龍蔵（ROYAL KINGS）が対戦。

　藤井は空手をバックボーンに、バックスピンキックやバックハンドブローなどの変則技を多彩に使いこなす若手期待のホープで、現在プロ戦績4戦2勝2敗。対するKING龍蔵は、プロ9戦4勝3敗2分の攻守ともにバランスの取れた現役高校生ファイター。

　第3代王者の木村ケルベロス颯太との対戦を目指し[DEEP☆KICK-65kg挑戦者決定トーナメント決勝]で慎太郎（NJKFteamBonds）と竹内皇貴（チームドラゴン）が対戦する。

　慎太郎はプロ戦績15戦8勝（3KO）4敗3分で、高身長からの威力あるパンチと3R通しての戦術的な戦いが魅力的な試合巧者。対する竹内はプロ戦績23戦14勝9敗のベテランで、強いプレッシャーをかけながら前に前にと打って行くアグレッシブファイターだ。

祐治（左）と木内祐太

　また、第9試合ではスペシャルエキシビションとして、初の試みとなる「LEGEND MATCH」を開催する。
　これは既に引退したプロ選手が戦いの最前線に戻り再び熱く激突するもので、今回は、現在ジム代表を務める祐治（Continue）とDEEP☆KICKを主戦場に熱戦を繰り広げた木内祐太（風吹ジム）が対戦する。

　祐治はプロ戦績23戦13勝10敗、引退ののち2018年に「Kick boxing studio Continue」を設立し後進の育成に励む。対する木内は愛知県に本拠地を置く風吹ジムにて現在コーチとして在籍、2012年7月『DEEP☆KICK 12』でプロデビューし、8戦3勝5敗の戦績で2016年に引退した。

　両者は現役時代の2015年『DEEP☆KICK 25』にて対戦、祐治が判定3-0で勝利している。現役を退いたからこそ見えてくる格闘技への愛情、そして互いに背負うものが増えたからこそ深く重みのある試合が見られそうだ。

☆この大会の詳細、対戦カード、チケット情報など

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