【K-1】10連勝中の佐々木大蔵、初のK-1王者へ自信「油断は1mmもない」=9.11横浜
9月11日(日)横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~』の「K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R」で、王者・大和哲也(大和ジム)に挑戦する佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が公開練習を行い、主催者からインタビューが届いた。
両者は20年12月にK-1で対戦し、佐々木が判定勝ちを収めている。その後、佐々木は、今年6月にKrush王座3度目の防衛に成功。大和は、今年4月に王者・山崎秀晃を初回KOしてK-1王者となっている。
【動画】佐々木大蔵の強烈な右が入りレフェリーストップ、KOの瞬間
試合を直前に控えた佐々木は、所属事務の高萩ツトム・トレーナーの持つミットに重いミドルや鋭いパンチを叩き込み、仕上がりの良さを示した。前戦の寺島輝とのKrush同級王座防衛戦では3年ぶりのKO勝ちも記録しており、その攻撃力にはさらに磨きがかかっているようだ。
大和との再戦を前に佐々木は、「自分としては変わらずやっているつもりなんですが、体重を落としているので、そういった部分で変な力みとか重さが抜けているのかもしれないですね。僕も後で映像を見るのが楽しみです」と笑顔を見せた。
10連勝で約3年間にわたって負けなしという状況だが、「試合が近づくにつれてピークというか、『あ、いいな』という時があっても、また自分が望んでいることができなくて落ちたりという時期が、2週間ぐらい前に1回訪れています。格闘技に限らず、人生にはそういうものはつき物ですけど、そこでどうするかというのが学びがあります」と佐々木は少しも楽観視していない。
前回の大和戦(2020年12月)は勝利を収めているが、「(影響が)全くないとは言えないと思いますし、自分の中ではかつて勝利した、大和選手の中では一度負けたというのは事実。でも、以前やった時と同じ感覚ではない、というのは確かです。前回やってから1年9カ月ぐらい経ってますけど、その中で変化はお互いにあるので、勝ったからといって自分の中に油断は1mmもなくて、新しい1選手、1人の男とリングで向き合いたいなという心境です」と、あくまでも新たな気持ちで臨むという。
今年4月、大和は佐々木が兄と慕う山崎秀晃から秒殺KO勝ちを収めてタイトルを奪取した。セコンドについていた佐々木の目の前での出来事だった。
佐々木は「僕の中であの一戦はすごく大きいですね。どう言ったらいいか、言葉にするのはなかなか難しいんですけど……本当にあの一瞬だけじゃなくて、その後、数日は胸に穴が開いたような日々を過ごして、練習にも打ち込めないというか、そんな気持ちがありました」と振り返る。
さらに、「どんどん悔しさが出てきて。だけどそこには、ヒデさんの仇を取るためにあのベルトを獲りたいとか、そういう気持ちは一切なくて、あのベルトに挑戦したい、今の大和選手に向かいたい、そういった思いがどんどん募ってきて、その中で寺島輝選手とのKrushタイトルマッチに勝って、あの挑戦表明のマイクにつながったという心境でした」と語った。
最後に「ファンのみなさんも『前回の大和戦以上の試合を』という期待をされると思うので、その期待をいい意味で裏切るような試合を見せたいです。何より格闘技が楽しい、大好きだという思いを大和選手にぶつけて、大和選手も同じ気持ちを持っていると思うので、そういったものを横浜アリーナで爆発させたいと思います」と意気込んだ佐々木。
初のK-1王座獲得の瞬間が、目の前まで迫っているのかもしれない。
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