2022/09/15（木）UP
（最終更新：2022/09/15 18:49）

ムエローク初の女子大会は、二冠王のルイがメインに抜擢

　9月23日（金）東京・新宿FACEにてムエタイ興行『ムエローク2022 ガールズファイト』が開催される。初の女子大会となったガールズファイトは、「ムエロークvsスーパーチャンプ日タイ対抗戦」4試合を中心に計9試合が組まれた。

　メインイベントは日本vsタイ対抗戦最後の試合として、[53kg WMAタイトルマッチ]が行われ、S1 JAPANスーパーフライ級＆スックワンキントーンスーパーフライ級王者のルイ（クラミツムエタイジム）が、KWANJAI（＝クワンジャイ/SOR TAWANRUNG）とタイトルをかけて対戦する。

ルイ（右）がテクニックで女子大会を成功に導くか

　ルイは恵まれた身体能力を武器に快進撃を続け、昨年11月にNJKFのS1レディース2021スーパーフライ級王座決定戦で元2階級女王のKOKOZ（TRY HARD GYM）を3-0の判定で破り、新王者となった。今年4月は、スックワンキントーンスーパーフライ級タイトルマッチで再びKOKOZと対戦が組まれていたが、KOKOZがぎっくり腰でドクターストップとなり、ルイが二冠を手にすることとなった。KWANJAIは、WMC＆WPMF世界タイトルを獲得したことがあるベテラン選手。2012年にはM-1でトモコSPを判定で下したことがあり、2人の試合はレベルの高い攻防が見られそうだ。

　またセミファイナルでは、元ミネルヴァピン級女王のAyaka（健心塾）が NANCY（TNSU YALA）と激突する。Ayakaは今年5月に藤原乃愛とタイトルマッチを行い、判定負けを喫して王座を明け渡している。再起戦となるAyakaが、NANCYを相手に勝利で飾れるか注目が集まる。

セミではAyakaが復活をアピールしたいところ

　そして、ケガに苦しんだKOKOZはNANGHONG（SEETHROUGH WEDDING）と対戦する。KOKOZは空手をバックボーンに持つTRY HARD GYMきってのムエタイ戦士。19年6月にスック・ワンキーントーン女子ミニフライ級王座を獲得。20年には寺山日葵、小林愛三に連敗を喫したが、21年4月に行われたIMARIとのスックワンキントーン女子スーパーフライ級王座決定戦を制し、二階級制覇を達成した。その後はルイにタイトルを奪われてしまったため、NANGHONGを破ってリベンジ戦につなげたいところだ。

　他にも好カードが揃っているため、女子大会の成功に期待がかかる。