魔裟斗が堀口恭司の金太郎にダウンを喫したシーン分析、カウンターで被弾した原因を解説
25日に開催された『RIZIN.38』で、金太郎から肩固めの一本勝ちを収めた堀口恭司(アメリカン・トップチーム)について魔裟斗が、自身のYouTubeチャンネルで堀口が金太郎に左ストレートをもらったダウンシーンを振り返り、解説した。
【フォト】堀口が金太郎の左ストレートでダウンを奪われた連続写真
魔裟斗は冒頭から「堀口選手のベストは、デメトリアス・ジョンソン戦(2015年4月25日、UFC.186=UFC世界フライ級タイトルマッチ)。あの試合の足の速い時が、一番強いと思っています」と語った。
堀口は現在、フライ級からバンタム級へ階級を上げて試合をしているが、「昔はフライ級で56.7kg、今回はバンタム級で61.2kg。体重が適正じゃないんだろうなって思います。ちょっと重いんだろうな、キレがないんだろうなと思いますね」と魔裟斗は分析する。
その上で金太郎の左ストレートでダウンを奪われるシーンを振り返り、「相手が5kg重い分、身長も大きくなってくる。堀口選手の左ミドルキックに左ストレートを合わされるわけですけど、あの距離感は、大きいから遠いと思っていたはずなんですよね。フライ級ならば自分の蹴りが当たる距離なんだと思うけど、バンタム級だと相手が大きい分、パンチが届いてしまうんじゃないかな」と階級の違いによる距離の差がもたらせたダウンと見ている。
魔裟斗は現役時代、自分よりも大きな相手と戦った際、得意の左ジャブを打ちながら中に入るとカウンターを合わされる経験をしてきたという。堀口がバンタム級で戦う時は、フライ級とは違う入り方をしないとカウンターを合わされる危険性があると指摘する。
堀口も「ベラトールにフライ級を作ってほしい」と今回の試合前からコメントしているため、本人も適正体重はフライ級ということを痛感しているのだろう。
魔裟斗は「堀口選手と対談した時に、盛り上がっているのがバンタム級と言っていたので仕方がなく上げていると思います。自分もK-1MAXができた時は、元々は66kgで戦っていたけど70kgに上げたわけです、仕方がなく。だから、堀口選手のしょうがないという気持ちも分かります。上げて戦わないと盛り上がらないわけだから」と自身も同じ経験をしてきたという。
「でも、スポーツ科学では5%以上の減量をすると運動能力が落ちることが証明されているらしいです。自分も75kgではもらうパンチでも、73.5kgではもらわないことを体感し、聞いた話と合致して納得しました」と魔裟斗。1階級違うだけで、パワーは当然として、スピードや距離感が変わってくるため、それが結果に結びつくと結論付けた。
堀口が今後、フライ級に戻せば、驚異のスピードと打撃の強さが復活する可能性が高くなりそうだ。
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