アントニオ猪木さんの最期の言葉が公開、撮影は9月21日
1日朝7時40分に79歳で他界したアントニオ猪木さんの「最期の言葉」と題した映像が、公式YouTubeチャンネル『アントニオ猪木 最後の闘魂』に1日夕方にアップされた。
9月21日に撮影されたもので、猪木さんは本格的にYouTubeを再開したいと、スタッフを自宅に招いたという。
スタッフがカメラを回しながら猪木さんの部屋へ進むと、そこには衰弱した様子の猪木さんがベッドに横たわっていた。自力で起き上がれないようで、ヘルパーが電動ベッドを起こして、座っている状態となった。
スタッフが「景色のいい所に住まれていますね」と話しかけると「景色がいいじゃ生きていけねえよ」と笑って答える猪木さん。この日は雲で隠れていたようだが、天気が良ければ「富士山がよく見える」場所なのだという。
それから話し続ける猪木さんだが、聞き取りにくいため、スタッフもテロップにすることができないほど。
しかしカットするのは勿体無いということで、“最期の言葉”として、そこから約8分間の映像がほぼノーカットで公開された。
スタッフ:YouTubeを一生懸命やりたいという話を聞いたんですけど
猪木「別にやりたくないよ。やりたくないけどみんな、やればいいじゃんって。欲も全くないんだから、俺。欲が無いというのは何の欲も無い。金銭欲なのか女なのか、色々、そういう生きてること自体がなんであるか」
■YouTubeの再開はありのままの自分を見せるため
スタッフ:YouTubeで猪木さんの闘病の姿を見て僕も元気が出ましたとかコメントが来ていますが、どうですか
猪木「そういうファンもいるということに、自分はしっかり分かってなきゃいけないのかな、と思います」
スタッフ:今回撮影するにあたって別室で撮るつもりだったんですけど、ここで撮りたいという話を聞いて。猪木さんがありのままの自分を見せたいのかなと
猪木「見て欲しいというと、どうもちょっと抵抗あるな。誰にも見てもらいたくないよ。でもそれが、今のこういう、話題というか自分がそうだろうが応えるように頑張る」と意気込む。そして「舌も回らなくて、言葉も。だから寝ていても口を動かす練習をしている」と口を開けて動かして見せる。
以降、話題は食事の話から、今やりたいことに移る。
猪木さんは「もっともっと世界の環境問題が山ほどあるけど、今、手近でやれること、世界のゴミを消していくこと。これだけ汚してしまった地球を自分たちの手で、もう一回綺麗に掃除をすべきだと。世界に向けて猪木しかできないこと、どうだー!と大きな声が出せる日がもうすぐそこに来ています」と最後までゴミ問題に意識を向けていた。
動画の最後には「次回、猪木がまさかの行動に出る」と予告のテロップが出て、今回の映像は終了した。果たしてどのような展開となるのか。
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