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【RISE】寺山遼冴が志朗との練習で進化、姉・日葵からの言葉や今後の展望語る=公開練習

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2022/10/27(木)UP

キックのシャドーを披露する寺山

 10月30日(日)東京・後楽園ホールで開催されるキックボクシングイベント『RISE 162』の「バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R」で京介(TOP DIAMOND/スーパーフライ級6位)と対戦する、寺山遼冴(フリー/同級10位、第3代王者DEEP☆KICK 53kg級王者、CKC 2021 -54kgトーナメント優勝)が公開練習を行なった。

【動画】寺山遼冴が4度ダウン奪う圧勝(RIZIN)

 寺山は、今年引退した“女子最強キックボクサー”寺山日葵の実弟。サウスポーから繰り出されるテクニカルな打撃で、戦績は12戦8勝1敗3分(1KO)。第3代王者DEEP☆KICK 53kg王者、CKC2021 -54kgトーナメント優勝などの実績を残してきた。2111月のRIZIN沖縄大会で弘樹に圧勝して以来、久しぶりの試合を迎える。

 所属ジムを退会し、フリーとなった寺山。現在は志朗の所属するBe WELLキックボクシングジムを拠点とし、出稽古などで練習を積む。志朗と共に練習したことで進化した部分を問われると「身体の耐久力。志朗君は攻撃力も強いし効かせられるので、どう当たらないように自分なりに考えたりしたので、ディフェンス面です」と話す。

ボクシングのオリンピック選手からも学んでいる寺山

「体付き、フィジカル面を取り入れたり、ボクシングのオリンピック選手の人たちに教えてもらったり、志朗君のところでムエタイの蹴りや技術も学んだので、総合的に上がっているのかなと思います」と手応えを感じている。ボクシングを学んだことで、パンチの打ち方や狙う位置など細かい技術を取り入れた。

 姉の引退で精神的に影響があったかと問われると「自分は特にないですけど『いつか2人でチャンピオンになりたい』という夢は無くなったので、自分はチャンピオンになって、まだ姉ちゃんの方が名前があるので、超えられたらなとは思いますね」と宣言。姉からは「特に自分のスタイルでやれば勝てるから問題ない」との言葉をもらっている。

「圧倒的に自分が勝つ」と意気込んだ

 京介については「逆転が多いので最後まで気が抜けない相手」と気を引き締めつつ、「穴を埋める練習をしてきた。試合の時は自信持ってやれば問題ない。自分に勝たないとダメな試合ですね」とコメント。相手の分析よりも、自身の能力を出し切ることを意識して、練習に励んできた。

 寺山が試合から離れている間、今年6月には立ち技格闘技のビッグイベント『THE MATCH 2022』も開催。その舞台に「自分がいなかったことが悔しかった」とした上で、「1年間を取り返して『自分もいるぞ』というのを知らしめていきたい。KOだったり圧倒的に自分が勝つしかないと思う」と圧勝を誓った。

 今後については「ベルトはもちろんですが、とにかく強い人とやって、勝っていきたい。新世代と言われていますが、早くそこから抜け出していきたい。強い人を倒してトップ選手になっていきたいです」と意気込んでいる。

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