【極真会館】佐藤七海が3連覇ならず!19歳・鵜澤菜南が初優勝=全日本
11月20日(日)『第54回全日本大会』が東京体育館にて行われ、女子は19歳の新鋭・鵜澤菜南(千葉下総支部)が、”絶対女王”とも言われた佐藤七海(東京城西国分寺)を再延長戦で破り、初優勝した。佐藤は大会3連覇を逃した。
【フォト】鵜澤と佐藤の死闘!佐藤が準決勝で”技あり”の瞬間も
鵜澤は21年の全日本女子(無差別)の決勝で佐藤に敗れ準優勝。22年の全日本体重別重量級では優勝し、今大会での優勝を虎視眈々と狙ってきた。パワフルな打ち合いでの強烈な突きを得意とする。
一方の佐藤は20年、21年の全日本女子大会優勝者で優勝している”絶対王者”。今回3連覇を達成するか注目されていた。軽やかなステップから繰り出す速射砲のような連打を武器とし、体重54kgながら結果を残し続けている。
鵜澤は前へ前へと出るパワフルな突き連打で、本戦決着の連続で勝ち上がる。準決勝戦では、171cmの長身を誇る知念琉花(神奈川横浜北支部)の上段蹴りをかいくぐり、接近戦に持ち込み本戦5-0で勝利。決勝へと駒を進めた。
佐藤は準々決勝では70kgを超える体格ながらテクニシャンな宮本神(本部直轄浅草)と延長戦まで競るも、体重判定で勝利。準決勝は21年全日本女子3位・山崎乙乃(東京城西世田谷東)にラスト15秒で左上段蹴りでの技ありを奪い決勝へ進出した。
決勝では、佐藤がステップから回転の速い突きを繰り出しては、蹴りを入れ離れる。鵜澤は落ち着いて下段蹴りをを主体に中段回し蹴り、下突き(ボディアッパー)と腹も狙う。判定0-0で延長戦へ。
延長では、佐藤が突きの手数で上回るも、鵜澤も下段蹴りで応戦。ラストは佐藤の上段蹴りがヒットするも、判定1-0(佐藤に1)で再延長に突入する。
再延長では意地の張り合いのように、序盤から打ち合いに。突きから中段回し蹴りで腹を効かせに行く鵜澤に、佐藤は焦ったか胸をつけてしまい注意を取られる。さらに圧力を強め前へ出て突きから蹴りへと散らす鵜澤に佐藤は下がり、突きも手打ち気味になってしまう。
判定は4-0で鵜澤が佐藤を下して初優勝を飾った。
喜びの鵜澤はコメントで「再延長まで行ったら自分が勝つと思っていました」と胸を張る。続けて「再延長では下突きばかりにこだわらず色々な技を出せたのが勝因だと思います」と語り「来年世界大会で優勝してさらに強くなるのが目標です」と世界制覇に向け意気込んだ。
第54回オープントーナメント全日本空手道選手権大会・女子入賞者
優勝/鵜澤菜南(千葉下総支部)
準優勝/佐藤七海(東京城西国分寺支部)
3位/知念琉花(神奈川横浜北支部)
4位/山崎乙乃(東京城西世田谷東支部)
敢闘賞/知念琉花(神奈川横浜北支部)
技能賞/佐藤七海 東京城西国分寺支部)
新人賞/神田乙璃沙(神奈川横浜東支部)
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