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【訃報】元世界王者フェンテス、壮絶KO負けから1年で死去、比嘉大吾、田中恒成とも対戦

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2022/11/25(金)UP

モイセス・フェンテスが死去(写真は18年2月比嘉戦)

 元世界2階級制覇王者のモイセス・フェンテス(37=メキシコ)が24日午前、死去したとWBCが伝えた。
 フェンテスは昨年10月16日、メキシコ・カンクンにてダビッド・クエリャル(メキシコ)の強打を浴び6ラウンドに失神KO負け。フェンテスは仰向けに倒れたまま意識が戻らず、病院に搬送され脳に血栓が見つかったため翌日に手術を行い、意識は戻り自宅でリハビリを行なっていたが帰らぬ人となった。

【フォト&動画】この戰慄の失神KO負けが命取りに、スタッフが駆け寄るシーン

 フェンテスは16年大みそかに田中恒成に5ラウンドでKO負けを喫するも17年10月にKO勝ちで再起。しかし、18年2月に比嘉大吾に1ラウンドKO負けすると、続く同年9月にはローマン・ゴンサレスにもKO負け。これで引退かと思われたが、約3年ぶりに再起戦に挑み、クエリャルに6ラウンドでKO負けとなり今回の事故につながった。

 WBOフランシスコ・バルカッセル会長は今回の事態に「より慎重に選手へのライセンスを認めていかなければいけない」とコメントしている。

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