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“元祖アイドルボクサー”元世界2団体王者の宮尾綾香が涙の引退式「今後は鍼灸の道に」

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2022/12/02(金)UP

“元祖アイドルボクサー”元世界2団体王者の宮尾綾香が涙の引退式

 12月1日(木)東京・後楽園ホールにて、ワタナベジム主催のプロボクシング興行『WATANABE PROMOTION & Victoriva vol.9』が開催、“元祖アイドルボクサー”元世界2団体王者の宮尾綾香の引退式が行われた。

【フォト6枚】宮尾が赤コーナーから最後のリングイン、涙ながらにメッセージ

 宮尾はいつもの試合のようにガウンを着て赤コーナーからリングインしパンチのシャドウ。渡辺会長ほか多くの支援者が宮尾のチャンピオンベルトを持つ中、宮尾はマイクで、これまで協力してくれたジム関係者、スポンサー、ファンへ感謝の言葉を述べ、涙を浮かべながら「ボクシングを始めて19年。山あり谷あり波乱万丈、嬉しいこと辛いこと、色々ありました。たくさんの人に支えていただきました。最高なボクシング人生でした」と振り返った。

涙ながらに引退メッセージを読む宮尾

 そして、今後については「現役中に取得した鍼灸の道に進みつつ、どんな形であれ大好きなボクシングに携われればと考えております」と語った。

 宮尾は短大卒業後にボクシングを始め、2008年に大橋ジムへ所属しJBCのプロテストに合格。2012年9月にはWBA女子ライトミニマム級(現アトム級)王座に就き、その後5度の防衛を果たし、2015年10月にWBC女子世界アトム級王者・小関桃との王座統一戦に敗れて王座陥落した。

 2016年にワタナベボクシングジムへ移籍し、2018年11月にWBA女子世界アトム級暫定王座を獲得、その翌年9月に同級正規王者のモンセラット・アラルコンと王座統一戦を行うも判定負けで王座統一ならず。
 2022年2月に、空位となったIBF女子世界アトム級王座決定戦で松田恵里と対戦し判定勝利、世界王者に返り咲いた。しかし9月の初防衛戦で惜しくも判定負けを喫して王座陥落。これが最後の試合となった。
【フォト6枚】宮尾が赤コーナーから最後のリングイン、涙ながらにメッセージ

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