マドレーヌ「これはヤバイ!」その瞬間、タイガー・クイーンの”タイガースープレックス”に撃沈「落下の衝撃がとんでもない」
12月8日(木)に東京・後楽園ホールで開催された『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.20』のセミファイナル・タッグマッチ60分一本勝負にて、マドレーヌと藪下めぐみ(ともにTeam CRYSIS)のMMAファイター出身な2人が組み、昨年8月にデビューし未だ無敗のタイガークイーンの狩りに挑んだ。
クイーンは梅咲遥とタッグを組み激闘を展開。最後はタイガークイーンが、タイガースープレックスホールドをマドレーヌに決め勝利。身長は未公開だが、170cm以上はあるであろうその高さからのスープレックスの衝撃度は凄まじいものだろう。
【連続写真】タイガークイーンのタイガースープレックスホールドがさく裂した瞬間
先発のマドレーヌが梅咲と手の取り合いから蹴りで攻撃、梅咲は強烈なドロップキックで返していき、両者同時にチェンジ。クイーンはタイガーステップからタイガースピンを決めるが、マドレーヌがカットに入り、両軍場外乱闘に突入。柔道世界選手権にも出場の実力者でベテランの藪下は、梅咲を払い腰で叩きつけ強力な腕ひしぎにつなげるなど、優位に試合を進め、反則のイス攻撃でも会場を沸かせた。
マドレーヌと藪下がクイーンと梅咲にフォールで2カウントや、関節技で苦しめるなど勝利も見えたシーンもあったが、クイーンが徐々に本領発揮。コーナーからのダイビングボディアタックや、ケブラドーラ・コンヒーロ等、華麗に大技を繰り出していく。
終盤、クイーンはカサドーラで丸め込みを狙ったマドレーヌを豪快にぶっこぬき式で投げ放つ。これは、ぎりぎりで藪下が助けに入るも、最後はクイーンがタイガースープレックスホールドでマドレーヌを仕留め、15分46秒でタイガークイーン・梅咲遥組が勝利した。
惜しくも勝利に届かなかったマドレーヌ、試合後に話を聞くと「タイガーで持ち上げられて『ヤバイ』と思った次の瞬間には、すでに頭がぼんやりして後楽園ホールの照明だけが見えていた。高さもパワーもあって、落下の衝撃がとんでもない。例えると?うーん、皆さんが想像しやすい形でいうと、大掃除で窓枠を拭くのに脚立に乗ったらそのまま後ろにぶっ倒れた、痛みの800倍くらいでしょうか」とその痛みのほどを例えた。
更に「クイーン選手のたった一発の首へのエルボーで頭がゆれて、衝撃がすごすぎて顔の右側がいまだにおかしい。まだまだ、私たち(CRYSIS)はクイーン選手と戦って行くことになると思う。今回は丸め込みのパターンも完全に読まれていたので、意表をついた仕掛けをしていきたい。余談ですが、ポジティブに考えれば痛いのはプロレスをやってれば日常なので、MMA復帰しても痛みにだけは強い、ハズ」とコメントした。
マドレーヌは来月1月22日(日)に大阪・176BOXで開催される『WARDOG』にて3年半ぶりのMMAの試合を控える。2019年6月『DEEP 90 IMPACT』以来の試合で、相手はパンクラスにも参戦する新谷琴美(TEAM AGENT)。この3年半でプロレス約280試合を積み、クイーンとも戦った経験を活かしMMA戦復帰勝利を期待したい。
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