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【キック】元120円Jリーガー安彦考真、スイス強豪にTKO勝利で夢のRIZINに一歩「三浦孝太選手と戦いたい!」

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2022/12/09(金)UP

元120円Jリーガー安彦考真がTKO勝利で再戦を制した

 12月9日(金)、東京・八芳園にて経営者らが参戦するキックボクシングイベント『EXECUTIVE FIGHT』(以下、エグゼクティブファイト)が開催された。
 第6試合ではプロキックボクシング(-67kg契約)3分3Rでは”元120円Jリーガー安彦考真(あびこ・たかまさ=44)がパトリック・カバシ(TKBC=25)に2ラウンドに膝蹴りを炸裂させTKOで勝利。リマッチで完全決着をつけた。
 2人は、今年10月にスイスの『ノックアウト・ファイトナイト8』でダウンの応酬の激闘を展開し、引き分けに終わっていた。

【フォト】安彦のTKO勝利した膝蹴りの瞬間!

カバシがパンチでせめる

 試合は序盤からカバシが圧力をかけ前に、常にロングの中央を取る。安彦が前蹴りで突き放すとそれを受けローキックを返すカバシ。終盤には再び前蹴りから連打にいく安彦だったが、カバシも猛烈な連打で攻めると、安彦がスリップダウン、ややカバシのペースか。
 しかし2Rに入ると、安彦の反撃の連打、被弾しても構わず前にいく猛攻を見せ、何度もオーバーハンドの右フックがヒット、相手の動きが止まると、安彦が首相撲から膝蹴りが相手の顎に入る。カバシはアゴを押さえてうずくまり、コーナーからタオルが投げ込まれ安彦のTKO勝ちとなった。

安彦のヒザ蹴りへ

 勝利した安彦は試合後のイーファイトのインタビューで「いいパンチをもらったけど倒れるほどではなかった。フィニッシュの膝蹴りは感触があった」と語る。VTRを見るとやや膝の上の方にヒットしたか。再戦をTKOで飾り、まだまだ無敗街道を走る。夢はRIZINで「一歩一歩近づいていると思う。明日出てくれと言われたらいつでも出られるつもりで準備している。戦いたい相手は三浦孝太選手。僕もカズ選手に憧れてブラジルでサッカーやりましたから。その時はタイミングが合わず試合はできなかったけど、RIZINで息子さんと戦えたら」と目を輝かせた。

 安彦はキックの小比類巻道場に入門し、昨年KO、ダウンを奪うアマ3戦無敗で今年2月のプロデビュー戦ではプロ3戦目の元西武投手の相内誠(27=K26)に1Rに2度のダウンを奪い1R 1分51秒、KOで勝利していた。基本ビーガン食で食べ物に気を使い、練習量の多さもあり、驚異的なスタミナで以降も連勝を続けている。

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