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【空手】史上初、夫婦で空手全日本”形”優勝!女子3連覇の大野ひかる「支え合って結果につながった」夫は初優勝

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2022/12/11(日)UP

大野ひかる(左)が3連覇、夫の西山走は初優勝、史上初の形での夫婦優勝となった。

 12月11日(日)日本武道館において全日本空手道連盟主催の『第50回全日本空手道選手権大会』が開催され、形では史上初、夫婦での優勝となった。
 まず、女子では、大野ひかる(30=大分市消防局)がスーパーリンペイを演じ、大内美里沙(同大)を下し3連覇を果たすと、続いて男子では大野の夫である西山走(27=大分市消防局)が妻と同じくスーパーリンペイを演じ本一将(全実連)を破り初優勝を飾った。
 その瞬間、妻も涙した。

【フォト】この夫婦の形、組手の決勝、表彰式の写真ギャラリー 

大野ひかる、決勝形スーパーリンペイ

 初優勝した夫も涙。「ひかると一緒に日本一になることができて本当に幸せです。いつも女子が先に試合があって、彼女がいつも先に優勝して、いつもそのプレッシャーがありながらの試合で。なかなか自分が勝てなくて一緒に喜ぶことができなかったので、今日は本当にこんな幸せなことはない」と喜びの涙を流した。昨年10連覇を達成した東京五輪金の喜友名諒が欠場、そこでしっかりと優勝して見せた。

 大野は「夫婦そろっての優勝が初だとは知りませんでしたが、お互い結果を気にせず、自分のパフォーマンスをすることだけに目を向けて今大会やってきたので、それがしっかり支え合って結果につながったのは良かった」と笑顔を見せた。

崎山優成が3連覇

 個人組手・男子では崎山優成(香川)が3連覇を達成した。決勝では芝本航矢(東京)と対戦、突きで先制し、互いに譲らぬ激闘となったが2-1で勝利。今年は怪我に泣かされた1年だったがしっかり結果を残した。

 女子は澤江優月(帝京大)が2年ぶり2度目の優勝。決勝の序盤に嶋田さらら(国士舘大)に上段突きで先制点を許すが、落ち着いて突きを2本決め逆転し優勝した。

 なお、東京五輪で女子形で銀メダルとなった清水希容(ミキハウス)は3位。女子組手で元世界優勝の植草歩(JAL)はメダルを逃した。

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