元極真王者の上田幹雄が、新極真全日本に来場、王者入来とも再会「刺激受けた」参戦は?
新極真会主催『第54回全日本空手道選手権大会』の2日目が25日、代々木第二体育館で行われ、極真会館(松井館長)で19年に世界大会で優勝し現在MMAに転向した上田幹雄(27)が来場、同じ極真会館(松井館長)で首位を争った高橋佑汰(高橋道場)が参戦したことなどを語り、更に少年部時代に所属していた新極真会・東京城南支部でライバルだった今回3連覇を果たした入来建武とも再会した。
【フォト】入来建武と上田幹雄がツーショット、高橋佑汰の写真も
上田は少年時代、入来と同い年でライバル関係、当時、上田は「俺はK-1に行く、入来はPRIDEに」と大きな夢を持って練習に励んだ。親の転勤もあり、道場を変更、極真会館(松井館長)所属選手となり、18年の全日本、19年には世界も制した。
そんな上田が新極真の全日本大会を招待席で観戦、アナウンスでも紹介された。観戦する上田に話を聞いた。
上田は「新極真の全日本大会はライブ映像では見ていましたが、直接見るのは初めて。やっぱりレベルが高い。全体的に今、日本の格闘技、特に空手もレベルアップしているんですけど、出ている選手の差が全体的になくなってきている。いい勝負が見られました。自分が元々一緒に練習していた、渡辺優作(新極真会 世田谷・杉並支部)は元々極真会館ですから、後輩で。残念な負け方でしたけど、自分と稽古していた時より何倍も強くなって、来年の世界大会が楽しみです」と準決勝でパンチが顔面に流れてしまい、顔面殴打の反則負けとなった渡辺の来年に期待した。
また、17年の極真会館(松井館長)全日本王者の高橋佑汰(高橋道場)が4回戦で20年の新極真の全日本準優勝者で前回の世界大会3位の加藤大喜(新極真・愛知中央支部)に判定3-0の僅差で敗れたことについては「高橋選手も強いですけど、接近戦のやりにくさを凄く感じました。突きの最後のラッシュにかけられたというか、新極真特有のど突き合いの強さで押されたのかなと。差はないですけど、紙一重の差ですね。それを埋めていく作業が大事だと改めて思います。トーナメントの大変さを知っていますし」と仲間の健闘を称えた。
試合後には優勝した入来建武とツーショット写真に収まった。上田は「入来建武選手は、自分は同じ東京城南支部出身で同じ年ですから、極真会館で試合に出ている時も常に意識して『負けないぞ』という気持ちで試合に挑んでいました」と少年部のライバル時代と同様、これまで励みになっていたと語った。
入来と上田の対決も見れないものか。そんな思いで新極真の全日本に出ないのかと聞いたところ、「いやー、なんとも言えないですね」と笑顔で答えると、「自分は総合格闘技に入りましたからそっちが中心になるので」とし「でもいい刺激をもらいました」と入来の3連覇や昔の仲間の激闘に感銘した様子だった。
MMAの次戦については「来たらやるつもりですし、1月でも2月でも3月でもやるつもりです」といつでも準備が出来ていると意気込んだ。
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