2023/02/11（土）UP
（最終更新：2023/02/11 22:19）

23年SB開幕メインでタイトル戦を行う王者・植山（左）、挑戦者・山田（右）。調印書を手にするシーザー会長（中央）

　2月12日（日）東京・後楽園ホールにて開催される『SHOOT BOXING 2023 act.1』の前日計量が11日に都内にて行われた。
　メインイベント（第8試合）SB日本スーパーバンタム級タイトルマッチ（55.0kg契約）にて対戦する、王者の植山征紀（龍生塾ファントム道場）と挑戦者で同級1位の山田虎矢太（シーザージム）が共にリミット55kgジャストで一発パスした。
　また、その他の全試合の出場選手も無事に計量をパスした。

【フォト】王者・植山と新星・山田が仕上げた肉体で計量パス！

会見に出席した植山

　植山は27勝のうち14のKO勝ちを誇るハードパンチャー。18年11月、当時無敗だった笠原友希を3R TKOで葬りベルトを獲得した。
　SBだけでなく、RIZIN、RISEといった他団体のリングでもその強打者ぶりを爆発させてきた。21年12月の初防衛戦では、タフな竹野元稀をKOで葬っている。今回は2度目の防衛戦。

　対する山田は前戦となった昨年12月の『RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022』ではRISEのスター選手・有井渚海に下馬評を覆してKO勝ちを収め、大会一ともいえる強烈なインパクトを残した。現在、9戦9勝と無敗街道を驀進中だ。

会見に出席した山田

　昨年12月の『RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022』での大﨑孔稀戦で、体重超過をしてしまった植山。しかし、今回は汚名返上とばかりしっかりと絞り込んだ仕上がった肉体で登場。会見でも「王者としての価値、信頼、強さを今勢いのある山田選手に勝って、取り戻したい。最高のメインにします」と王者としての戦いを見せると宣言した。

　植山は相手の山田を「SBで今一番勢いに乗っている。倒すこともテクニックもあるし、何でもできる選手。バチバチの試合になると思う」といい、「ここで勝たないと意味がない。この先はない。ここを然り勝つことだけを考えています。」と必勝を誓った。

　対する山田は「小学校3年生の頃にSBに入門し、夢中でやってきた結果、プロになり、明日チャンピオンに挑戦します。明日は全力でベルトを奪いにいく」と王座奪取を宣言。

　植山を「今日、顔や身体を見て、仕上がっていると感じた」と尊敬の念を込める一方で「一撃で倒すパンチを持っているが、自分もパンチには自信がある。打ち合い上等でパンチで倒したい。初の5Rの準備はしたが、もし早いラウンドで倒せるチャンスがあれば、倒しにいく。お互いのファイトスタイル的に早期決着になると思う」と、挑戦者らしく真っ向勝負への気合いを見せた。

＜計量結果＞

▼第8試合　SB日本スーパーバンタム級タイトルマッチ　55.0kg契約　エキスパートクラスルール　3分5R延長無制限R
植山征紀（龍生塾ファントム道場/王者）→55kg
vs
山田虎矢太（シーザージム/SB日本スーパーバンタム級1位/挑戦者）→55kg