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【極真空手】長嶋一茂が国際大会準優勝!武尊が前蹴り直伝、井上尚弥からもエール

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2023/02/12(日)UP

前蹴りで技有りとなり、残心ポーズを決める長嶋

 長嶋一茂(57)が昨年11月に極真空手の全国規模の大会『2022国際親善空手道選手権大会』の50歳以上男子+80kg級に出場した模様が、11日『炎の体育会TV』(TBS)にて放送された。
 長嶋は今大会に向け、K-1で3階級を制した武尊に技を伝授され、プロボクシング世界4団体を制覇した井上尚弥からの応援コメントを送られて試合に臨んだ。

【フォト】長嶋一茂の激闘写真、武尊直伝の前蹴りを決める瞬間も

 長嶋はプロ野球を引退した翌年の97年に極真に入門。2019年の『国際壮年空手道選手権大会』では50歳以上+80kg級に出場し3位に。昨年7月の『東日本空手道選手権大会』では壮年50歳以上+80kg級で優勝した。
 しかし、今年4月の『2022 極真祭』では壮年50歳以上+80kg級に出場も準々決勝で敗退。その試合後は「正直辞めようかなと思ってて」とも語っていた長嶋だが、今回再挑戦となった。

 試合1週間前、K-1ジム総本部を訪れた長嶋。そこに待っていたのは武尊だった。前回も長嶋の空手企画に出演した武尊は、今回も世界一へ向けた2つの秘策を用意してきたという。

決勝戦を終えた長嶋(右)

 まず武尊は「遠い距離から来られた時にストップできる技」として、前蹴りとヒザ蹴りを実演してみせた。
 向かってきた相手に対し、カウンターの前蹴りを突き刺すことで「相手がガードしなきゃ」となり、そこからのヒザ蹴りの命中率が上がるというものだった。

 長嶋も、その場で前蹴りからのヒザ蹴りを練習すると「取得できてる、一茂さん。自分の技になってる」と武尊。

 それから長嶋は、K-1フェザー級王者の軍司泰斗とスパーリングを行い、続いて武尊ともスパーリング。

 次に、メンタルトレーニングとして「地獄の108連打」と称し、武尊と同じペースでサンドバッグを片足ずつ計108回、蹴り込んだ。武尊は、自分のペースについてくることができれば、どんな場面でもあきらめない強いメンタルにつながると考えたのだという。

 見事に108回の連打をやり切った長嶋を、武尊は「すごいですね、スタミナが。最後までパワー落ちないので」と称賛し、自身のグローブをお守りとしてプレゼントした。

 また、番組では井上尚弥からの応援コメントも紹介。

 井上が試合前に行うイメージトレーニングは「対戦相手を過大評価して試合の準備をする。いざ向き合った時に相手のレベルが低く感じられる」と話し、「気持ち的にやりやすくなる」とした。
 プレッシャーに打ち勝つ方法は「その挑戦を楽しむことが、プレッシャーから解放されることなのかなと思います」と語った。

 最後に井上は「以前お会いした時に、試合が終わったらぜひご一緒にと、ある約束をしましたので、一茂さんも世界大会で良い結果を出して、試合後のお約束を楽しめるように頑張ってもらいたいと思います」とコメント。約束とは、趣味である時計を見に行くことだという。
 それを聞いた長嶋は「負けられない」とさらに士気が高まった様子で「今から相手は3メートルのヒグマだと思います」と冗談も飛び出した。

 試合では、1回戦、2回戦と3-0で勝ち抜いた長嶋。続く準決勝戦は北村伸宏(神奈川横浜東支部)と対戦した。北村は19年の『全関東壮年大会』や20年の『全日本壮年大会』で重量級優勝などの実績を持つ。
 試合は両者アグレッシブな打撃戦も引き分けで延長1回目は1-0(北村)で決着がつかず、体重判定にもつれ込むも、長嶋が92kg、北村92.6kgで3kg以上の差がなかったため再延長戦が行われることに。
 両者一歩も譲らぬ再延長戦だったが、長嶋が武尊直伝、起死回生の上段前蹴りで技有り!判定3-0で勝利し決勝へ駒を進めた。

 決勝の尾形は10年の『全関東大会』重量級準優勝の他、関東大会や千葉県大会でベスト8、関東錬成大会で準優勝などの戦歴を持つ。
 尾形が思いっきりの良い上から打ち下ろす突き、前蹴りをボディ、そして顔面へ攻めるなど試合をリード、長嶋も準決勝の激闘からの疲れか、手数が少なめだが接近戦での突き、中段回し蹴りなどで反撃、判定3-0で惜しくも敗北し、尾形が初優勝を飾った。

 その後、番組ではスタジオでの場面に移ると、長女からの「優勝するまで空手を絶対辞めないでね」とのメッセージも読まれた。長嶋の世界一への挑戦は続くのか、注目だ。

▶︎次ページは【フォト】長嶋一茂の激闘写真、武尊直伝の前蹴りを決める瞬間も

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