2023/04/20（木）UP
（最終更新：2023/04/20 16:58）

最近、表情が明るくなったと言われると笑った斎藤。余裕すら感じられた

　4月29日（土）東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』で平本蓮（剛毅會）と対戦する斎藤裕（パラエストラ小岩）が、都内ジムにて公開練習を行った。サウスポー構えの斎藤は、左右のパンチを素早くミットへ叩き込み、短い時間での公開練習ながら好仕上がりを見せた。

【フォト】斎藤のパンチがミットを弾く、朝倉未来戦でも見せた迫力あるパンチ

　斎藤は修斗でキャリアを積んだ後、RIZINのリングに上がり、20年11月に朝倉未来を下して王座戴冠。しかし、その後、牛久絢太郎に敗北して王座陥落した。現在は3連敗中で今回の平本戦で、再起をかける。

　公開練習を終えた斎藤は、個別インタビューに応じた。約1年ぶりの試合となるが、この期間のことを聞かれると「ちょっと休みたいと思ったので、次どうするかではなく一回、フラットにしたいと思っていました。格闘技以外でいろんなことをやってきたので、人としての幅は広がったと思います。モチベーションを一定に保っていて、そうした（試合への）気持ちが出るまで安定させていた感じです」と語った。

　そして平本戦のオファーが来た時は、「自分に来たかという感じでした」と受け止め、「やるにはいい相手だと思いました」と腑に落ちたという。“やるにはいい相手”という意味を聞くと「盛り上がる試合になるなと思いましたね。注目されるだろうし、練習をがんばれるかなと思いました」とモチベーションが上がったようだ。

　平本は、昨年11月に元DEEP王者・弥益ドミネーター聡志に判定勝利。スタンドの打撃中心の攻防でドミネーターをボコボコにするという一方的な展開だった。
　その試合展開について斎藤は、「平本サイドの作戦が、はまったと思って見ていました。戦前からいろいろなことがあって、ドミネータさんは気の毒だなと僕は見ていて、それも含めてはまったと思いました。平本選手は空間を作るのがうまい」と分析した。

“戦前からあったいろいろなこと”とは、平本が試合直前にケガをしてしまい契約体重が変更（66kg→70kg）になったことだろう。体重変更による試合への影響については「結果論ですけどね」と慎重に答えた。

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