第1回キックW杯開催、五輪目指し佐竹雅昭、ホースト、武蔵協力！吉成名高の名も

2023/04/26（水）UP
（最終更新：2023/04/26 21:21）

　4月26日（水）、都内にて国際親善大会KICK BOXING WORLD CUP実行委員会が記者会見を行い、旧K-1の佐竹雅昭、アーネスト・ホースト、武蔵らが並んで登壇。
　同委員会の第1回大会となる『第1回国際親善大会 KICK BOXING WORLD CUP in JAPAN/TOKYO』（5月14日（日）、東京・大田区総合体育館）の開催概要を発表するとともに追加対戦カードとして、今月9日にソンチャイノーイをKOして21連勝を飾った吉成名高（BOM/エイワスポーツジム）にも対戦オファーをしていることが分かった。

【フォト】吉成名高、迫力のヒジ・ヒザ攻撃！佐竹、ホースト、武蔵の貴重なスリーショットも

　旧K-1レジェンドたちが並んだ会見では、第1回大会の開催目的や趣旨の説明と、追加対戦カードが主催者より発表された。

　同委員会は、衆議院前国会議員会の島村宜伸氏が名誉会長を務め、衆議院議員の加藤勝信 厚生労働大臣が会長に就任。副会長には野田聖子議員をはじめ、衆議院議員が数多く名を連ねている。会見には、佐竹、ホースト、武蔵の他に同委員会の松浪健四郎 実行委員長、大澤貫寿 会長代行、川阪進治 会長代行、ホーストカップ主催者の土居龍晴氏も顔を揃えた。

　川阪会長代行は「キックは日本で生まれて世界中に広まっています。2028年開催予定のロス五輪に何とかキックが入れば、武士道精神も伝わってくれると思います」と期待を込めた。

　佐竹は「大切なのは優しさ。強きをくじき、弱きを助ける。優しさがないと何をしているのか分からなくなる。肉体文化を勉強することが大事」と格闘技を通じて武士道精神を学ぶことができると力説。武蔵は「キックボクシングがメジャースポーツとして確立することを考え、この大会でそれが実現すると思い賛同しました」と参加の経緯を明かした。

　ホーストも自身がキックを始めた経緯を説明し、「42年前に始めた競技で、こうして皆さまの前で話すとは思ってもいませんでした」と感慨深い様子だった。

　そして、今大会に出場予定の吉成名高、出場が決まった麻原将平、泰良拓也も会見に駆け付けた。吉成は、「今回、記念すべき第1回目の大会。自分も出たいのですが、現在、タイ側と調整している最中で、まだ決まっていません。仮に今回、決まらなくてもムエタイの魅力を伝えていきたいと思っています」と第2回大会以降の参戦も視野に入れているという。

　また、「もしもムエタイがオリンピックに採用されたら、金メダルを獲りたい」と吉成は声を弾ませた。現在、ムエタイとキックボクシングは、アメリカのオリンピック・パラリンピック委員会が承認したという報道がされており、2028年のロスオリンピックで行われることも検討されているようだ。　

　キックボクシングとムエタイが共存してオリンピック競技化されれば、吉成の夢も現実のものになる可能性は高い。今回のキックボクシングワールドカップが、大きな波紋となり、その足掛かりにつながるのか注目していきたい。なお、今大会はフジテレビでの放送が決定している。

＜追加対戦カード＞

モンタナ・アーツ（オランダ/ピーター・アーツDNA）
vs
MARIA（PCK大崎　TeamRing）

マルシアーノ・アーツ（オランダ/ピーター・アーツDNA）
vs
野中大地（湘南格闘技倶楽部）

福田海斗（日本）
vs
タイ国強豪

竹内賢一（日本）
vs
ユン・ドクジェ（韓国）

中尾満（日本）
vs
櫻井祐斗（日本）

若月快（日本）
vs
雄飛（日本）

＜既報対戦カード＞

▼WORLD CUP（日本vs中国）　60kg契約3分3R
泰良拓也（PFP/HOOST CUP日本ライト級王者）
vs
ジンフー（中国/CFP推薦/タイBangla Boxingジム61kg級王者）

▼60kg契約3分3R
麻原将平（日本/元HOOST CUP日本ライト級王者/PFP）
vs
リー・コーベル（LEE COBEL/レイ・セフォーDNA/USA/WFKKO世界ライト級王者）

▼WORLD CUP（日本vs セルビア）ヘビー級　3分3R
山下力也（日本/MA日本ヘビー級王者/道真会館）
vs
ネナト・コージック（セルビア/HOOST・戦士選抜）

▼WORLD CUP（日本vsブラジル）ヘビー級3分3R
滝上正太（聖空会館/アクセルヘビー級王者/日本）
vs
MAMUTI（ブラジリアンタイ/ブラジル）

▼JAPAN LEAGUE 　70kg契約3分3R
小原俊之（HOOST CUP日本EXミドル級王者/キング・ムエ）
vs
稲井良弥（DEEP☆KICK推薦/DEEP☆KICK70kg王者/TARGET）

▼WORLD CUP国際戦（日本VS 韓国） 64Kg契約3分3R（延長1R）
小川翔（日本/OISHI GYM/HOOST CUP 日本Sライト級王者）
vs
チョ・ギョンジェ（韓国/JUNG WOO GYM/MAX FC-65kg級王者）

▼WORLD CUP国際戦　ヘビー級3分3R（延長1R）
ジャイロ楠（ブラジル/TEAM JAILO/HOOST CUPヘビー級王者）
vs
ブライアン・ドゥエス（オランダ/2017 WFL ライトヘビー級王者・2015巌流島王者）

▼WORLD CUP国際戦　ムエタイルール　64.5kg契約3分3R延長1R
チャド・コリンズ（オーストラリア/WMC世界スーパーライト級王者、WBCムエタイ世界スーパーライト級王者）
vs
ラーチャシン・ペッティンディーアカデミー（タイ/IBFムエタイ世界ウェルター級王者）

▼WORLD CUP国際戦　ムエタイルール　65Kg契約3分3R（延長1R）
健太（日本/元NJKFウェルター級王者、元WBCムエタイ日本ウェルター級王者）
vs
ソッガオ・ペッティンディーアカデミー（タイ/元ルンピニースタジアムミドル級＆ウェルター級王者・元WMC世界ミドル級王者）

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