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【新極真会】世界大会の日本代表・男女29名が決定! 10月東京体育館で開催

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2023/05/25(木)UP

左から他流から代表に決まった後藤優太(空手道MAC)、新極真から入来建武と鳥原隆司

 4年に一度行われている新極真会主催のフルコンタクト空手の全世界大会が、10月14日(土)~15日(日)の二日間に渡り、極真空手の聖地・東京体育館で行われることが発表され、男女の日本代表も決まった。
 全世界大会は1975年に第1回(優勝=佐藤勝昭)が開催されて以来、今回で第13回大会となる。新極真会主催の全世界大会は、これまで男子は外国人に王座を明け渡したことがなく、日本男子のエース・入来建武を筆頭に王座死守できるのか注目が集まっている。

【フォト】日本代表の男女の写真と、全日本代表リスト

 発表された男女の日本代表は、総勢29名。4年前の第12回大会は、男子は島本雄二が2連覇を達成、女子は南原朱里が王座奪還を実現する形となり日本の男女同時優勝を決めた。だが、島本と南原は引退し、新しい面々で伝統継承を目指すこととなった。

平木楓が白蓮会館から参戦

 日本男子のエースは、昨年の新極真会全日本大会覇者の入来建武。これまで入来は、島本とライバル争いを続けてきて、世界大会準優勝の実績がある。そして、入来の対抗として浮上するのは昨年の全日本大会準優勝の他流派、後藤優太だ。後藤は空手MACに所属するが、日の丸を背負って一緒に戦うのは日本勢にとって心強い存在となる。打点の高いヒザ蹴りが外国人に炸裂するのか期待したい。

 そして、昨年全日本大会入賞の鳥原隆司と渡辺優作の成長も見逃せないところ。渡辺は今年のJFKO全日本大会重量級を制し、勢いに乗っているため、大きなことをやりそうな気配が十分にある。さらに、カギ突きの名手・多田成慶、古豪復活の前田勝汰と日本代表の男子メンバーは頼もしい選手が揃った。

鈴木未紘と目代結菜が初の世界大会へ

 女子は、元世界チャンピオンの鈴木国博の長女・未紘が初出場。突きの強打からヒザ蹴りへつなげる動きで、日本人女子の2連覇を狙う。さらに、重量級女王の久保田千尋の完全復活も日本女子にとって大きな鍵となる。“高速パンチ”で有名になった目代結菜やパワフルな野邑心菜、マシンガンのような突き連打の浅古麗美と女子も役者が顔を揃えた。

 日本の男女世界制覇へ向けて、準備は整ったといえよう。

▶次ページは、【フォト】日本代表の男女の写真と、全日本代表リスト

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