2023/07/20（木）UP
（最終更新：2023/07/20 20:22）

3年半ぶりの日本凱旋に向けて、渡辺が柔道着でマッスルポーズ！

　7月30日（日）にさいたまスーパーアリーナで開催される格闘技イベント『超RIZIN.2』の［Bellator女子フライ級マッチ］にて、同級7位のヴェタ・アルテアガ（35=米国）と対戦する、同級3位の渡辺華奈（34=FIGHTER’S FLOW）が、20日に都内で公開練習を行い、柔道の投げ技を披露。「一本勝ちします。パウンドアウトも全然あると思います」とフィニッシュ宣言した。

【フォト】渡辺が“原点回帰”の柔道着姿！美しい投げ技の数々も

仕上がりは順調の様子、終始笑顔で記者の質問に答える渡辺

　渡辺は柔道四段、全日本指定強化選手に7年間選ばれ、オリンピック選考会に3度出場するなど社会人柔道で活躍。MMA転向後、DEEPジュエルス、RIZINで活躍し21年にベラトールに参戦。今年4月に、タイトル挑戦を賭けて、元王者イリマ・レイ・マクファーレンと戦うも、惜しくもスプリット判定負けを喫した。今回が3年半ぶりの日本凱旋試合となる。

　対するアルテアガは、通算7勝5敗でタイトル挑戦の経験を持つ。19年4月に当時の王者マクファーレンに挑戦するもTKO負け。現在のランキングは渡辺より下につけているが、強いフィジカルを持ち、破壊力ある豪腕パンチを武器とするため決して侮れない相手だ。

　渡辺は原点回帰か、公開練習に柔道着姿で登場すると、フォームの美しい背負い投げや小外刈りなど、流石と言うべき見事な柔道の投げ技を披露した。

3年半ぶりの　日本凱旋、渡辺はどのような戦いをに日本のファンの前で見せるのか

　現在のコンディションを「バッチリです。今週は練習して、来週水がしっかり抜ければ良い感じです」と笑顔でコメント。どんなインパクトを残したいか問われると「しっかりとフィニッシュ、一本勝ちします」と力強く答えた。

　相手の印象に関しては「非常にタフなファイター。前に出る圧力が強くて決して引かず、スタミナとガッツがある。相手をどんどん削っていくファイトスタイルなのかなと思います」と分析。それでも、「（相手を）寝かしちゃえば、そういう荒削りなところも消せるんで、どんな人が来ても大丈夫」と勝利への自信を見せる。

　前戦は組みの動きを中心に主導権を握り、相手をドミネートすると言う得意の戦い方で、スプリットの判定負けを喫した渡辺。試合後、渡辺の勝利を支持する意見が多い程の良い内容だっただけに、逆に判定に持ち込まれた場合、今の戦い方では負けるリスクも出てくるのではとの声も上がっていた。

　そのことを踏まえ、戦い方を変えるか尋ねると「今までの戦い方じゃポイントが取れないので、（ジャッジに）印象付ける練習とか、しっかりダメージを与える。例えば寝技になったら、抑え込むんじゃなくてパウンドを打つとか」とコメント。そして、パウンドについては「大きく強く打つ練習をしてます。パウンドアウトも全然あると思います」と新たなフィニッシュパターンも示唆した。

　また、渡辺と言えば鮮やかな赤い髪で戦う姿が印象的だが、今回は何かスペシャルな髪型を用意してるか質問すると「用意してます（笑）。そのために金髪にして下地をやってます。当日派手に行くので、楽しみにしててください」と話した。

　渡辺がKO、一本とフィニッシュを狙いながら、ジャッジの印象も意識し、よりアグレッシブさを増した戦いが期待できそうだが、ファンを楽しませてくれる“スペシャル”なヘアースタイルにも注目だ。

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